コンプレックス






サクラには5歳年上の彼氏がいた。

出会いは初恋であったうちはサスケの兄と偶然知り合ったと事である。
ルックスも良く女の子にモテていた。
無論、サクラもサスケに憧れてサスケに夢中になっていたが、ある日サスケの後を追いかけていた際偶然兄のイタチを見かけた。
さすがは兄弟、良く似ている。
少し兄の方が綺麗な顔立ちをしていて、女性と思わせるような風貌だった。

ソレからはイタチを一目見ようと家に行くようになり、それに気づいたサスケはサクラに兄のイタチを紹介したのだ。
恋愛の対象が自分に向けられていないので、サスケも協力してくれた。
そして晴れてイタチとサクラはめでたく、彼氏彼女の関係になったのである。



しかし、イタチは5歳も年上で、考え方も大人。
優等生だが、ワガママな性格のサクラにはイタチがどうしても遠い存在に見えた。
そんなサクラの感情を感じ取ったサスケは、付き合いを始めて半年サクラを家へ泊まらないかと誘った。
突然のことでサクラも戸惑いを隠せないでいた。



「え〜?!泊まり〜?!」
サクラはすぐに親友のいのに相談をしたが、あんまり参考にはならなかった。
いのは同じ同級生のシカマルと付き合っているが、まだそこまでは進展は無いらしい。

「でも、すごいじゃんサクラ!ソレってちゃんと女として見られてるって事よ!」

でもいののこの言葉がうれしくなったサクラは今日はご機嫌で家に帰った。















お泊り当日、やはり両親は出かけてるようだった。
サスケも気を利かせてくれたのか、ナルトの家に泊まりに行っているようだった。


「なにか飲むものを持ってくる。」
「ありがとう。」

イタチの部屋で、サクラは緊張していた。
部屋に遊びに来るのは何度もあった。
でも今日は遊びにではなくて、泊まりに来たのだ。
つまりは”そういった”ことがある。
サクラはまだそんな経験は無い。


「おまたせ。」

イタチはサクラの好きなオレンジジュースを持ってきてくれた。

「ありがとう。」


まだ時間は夕方は刻々と夜へと迫っている。
夕食はサクラがこの日のために練習していた料理をご馳走した。
イタチも嬉しそうに食べてくれた。
今日はいつもより会話が無い。
イタチもそこまであんまりしゃべるタイプではなかったので、サクラが主に話していた。
しかし、今日はサクラも緊張してあんあり会話が進まなかった。



夕食も終わり、リビングで二人テレビを見る。
時間はもう9時をすぎていた。

「サクラ先にお風呂に入るか?」
「あ・・うん・・。入る。」


持ってきた着替えを脱衣所に置き、広い湯船につかり心臓が爆発しそうだった。

(どうしよう・・・夜になってしまった。)
(わ〜!!どうしよう!!どうしよう!!!どうしよう!!!!!)

サクラは変に気にしていつもより体を丁寧に洗った。






「イタチさん。お風呂ありがとう。」
「あぁ、じゃぁ俺も入ってくる。」

入れ違いになる。

「サクラ。」
「はい・・。」

「のどが渇いたなら、適当に好きな飲み物のんでいいからな。」
「ありがとう。」

サクラはリビングで好きなテレビを見ていた。
30分ぐらいしてイタチは出てきた。

まさしく水もしたたるいい男。
サクラはイタチの濡れ髪にときめいた。
















二人でイタチの部屋に戻るとイタチは真っ先にベッドにすわった。

(きた・・・)

サクラは耳まで真っ赤になってしまった。

「サクラ・・・。おいで・・。」

イタチはあくまでも優しい声で、手を差し伸べた。
怖かったがサクラもこうなることを知っててとまりに来た。
イタチと一線を越えたい。好きだから。
イタチだから・・・。

「・・・サクラが怖がる必要ない。」
「え・・。」
「お前・・・俺との年の差に不安を感じていただろ?」
「・・・なんでわかったの?」
「サクラのことならわかる。」

イタチはサクラを優しく抱きしめた。

「それは・・・好きな女の子のことだからね。サクラが今何を考えているのか・・・知りたい。」
「イタチさん。」
「最近のサクラの様子を見ていると、そんな感じだったから。」

「イタチさん!!」

イタチの心遣いにサクラは感動した。
サクラはいきなりイタチに抱きついた。
その力があまりにも不意打ちだったので、イタチは受け止められず後ろに倒れた。
体勢を見ると、サクラがイタチを押し倒した形になっていた。

「「あ・・・。」」」

しばらくの沈黙。
サクラは恥ずかしくなって、頭の中がパニック状態だ。

「・・・〜!!〜!!!」


「サクラ・・。」

イタチはサクラを優しくリードするように自分の胸に包んだ。

「怖がるな。優しくする。」
「うん・・。」

「本当は今日断られるんじゃないかと思っていた。」
「え・・・。」

「サクラ、俺はちゃんとお前のことが好きだから、俺のことをあまり遠い存在におくな。」
「うん・・私もイタチさんのこと大好き。」


上にサクラを乗っけたままイタチはサクラの顔を、十分のところまでに寄せて甘いキスをする。
いつもより激しいキス。

「ん・・・つ・・・」

そのままパジャマを脱がされた。

「あ・・・恥ずかしい。」
「大丈夫、綺麗だから。全部俺に任せて。」
「あぁ・・・」

イタチも着ているものを脱ぎ、サクラに優しい愛撫を施す。
サクラは面白いほどに、高く甘い声でないた。

こんな体験初めてで、わからなくてどうすればいいかもわからずイタチにしがみついていた。


サクラは綺麗は肌をしていた。
白くて、しっとりしていて、吸い付くようだ。
そして感度が良く、反応が素晴らしい。

「イタチさん・・」
「サクラ・・!」

首筋を埋め尽くし、指はサクラの秘所へ向かった。

サクラはびっくっと反応した。
イタチはそんなサクラの反応が可愛くて、つい意地悪をしてしまう。

「あん!!」
「気持ちいい?」

「や・・・。」


サクラはイタチの愛撫一つ一つに可愛い反応を見せた。
そこはもう、受け入れられるように濡れていた。

「・・・だいぶ濡れてきたね・・。サクラ入れるけど大丈夫?」
「うん・・・。イタチさん・・。」

イタチはサクラの片足を上げた。
一瞬サクラはビックリしたが、イタチに嫌な思いをさせたくは無いと思いくっと目を瞑った。

「サクラ・・・大丈夫だ。力を抜け。」

そういった瞬間、緊張が走った。
下部に痛みが走った。
逃げたくなった。

イタチは逃げようとしたサクラの腰をつかみ、腰を奥へと進めていった。

「う・・!!あぁl・・・」

サクラは痛みで顔がゆがんでいた。

「サクラ、ゆっくり息をして、ゆっくりはけ。」

「はー・・。ふぅー・・。」



「奥まではいったよ。わかるか・・?」

「う・・・つ・・。」


痛い。

痛い。


本当に痛かった。


でも、嬉しい。嬉しい。

今ひとつになってるんだ。



イタチは了解をとらずに動き出した。

「あ・・いや・・。う・・・」



熱が篭る。
吐息が荒い。

大きな手に包まれる。


「イタチさん・・・。」


「サクラ・・!」






優しいキスが降りた。

もうそれだけで十分。
痛みなんてどうでもよかった。




















サクラは気づかぬうちに寝てしまった。

横にはイタチがすやすやと寝息を立てていた。

イタチの寝顔はとても綺麗で、女のサクラでもつい見とれてしまった。
脱がされたパジャマを起用としたが、体の痛みでとまった。
「・・・・。」


そうこの痛みで思い出す昨夜の情事。
思い出した。

「・・・」

「・・サ・・クラ?」


「お・・・おはよう。」

「おはよう。・・体大丈夫か?」
「うん・・・・。」





サクラはパジャマを着替え終えて、イタチの隣にまた入った。


今日はお休み。
サスケが帰ってくるのはお昼過ぎ、両親もそうだ。


もう少しこのまま二人でまどろんでようか?



「サクラ・・・まだ寝てていい。」

「ん・・〜。」

腕枕をするのは初めてかもしれない。

イタチとサクラは今隣にいるのがこの人でよかったと、心が満たされていた。
















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はい・・・200000ヒットリクエスト
イタサク甘甘で裏

・・・いかがでしたでしょか?
甘甘を書くのは初めてだったと思います。
てかこれがちゃんとそうなっているのかもわかりません。

いつもキリリクは期待に沿ってなくて申し訳ないと持っているのに・・

あわわ!!







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