大好きな人






私には好きな人がいます。
うちはサスケ君。

クールでカッコよくて、なんたってエリートうちは一族の末裔!
嫌いな女の子なんて絶対いやしない!!
私もサスケ君に夢中な女の子の一人だよ。




アカデミーを卒業して、一緒の班になれた。
浮かれてて、何も知らなかった私は酷い言葉をたくさん言ってしまった。
”ウザい”って酷い言葉だね。
言われて初めて気づいた。
よし!今度から優しい女の子になろう。





同じ班に変な女がいる。
春野サクラって女。


人のこと見てキャーキャー言いやがって。
ましてや、一人だからワガママが言える?フザケンナ!
お前なんかに一人ぼっちの辛さがわかってたまるか!!

ついカっとなって”ウザい”と言ったが、今思えば言い過ぎたかも知れないな。
あいつ・・・・泣いてんのかな・・・?




サスケ君はなんでもっと他人に甘えないのかな?
もっと人を頼って欲しいよ。

一緒に任務をしてきて気がついた。
サスケ君はなんても一人で抱えて、自ら思い十字架を背負っている。


いつも一人で溜め込んで・・・・
ねぇ、サスケ君?
貴方の心の闇に光を当てることは、私には出来るかな?
私はちゃんと”大切な仲間”の一員になれてるのかな?


貴方の不器用なところ
無口だけどちゃんと優しいところ知ってるよ。






はっきり言って弱い。ナルト以下。
力は弱いし、体力もねぇ・・。
ま、あの頭脳は認めるがな・・・・あの中忍試験の問題自力で解くなんてどんな脳みそしてるんだよ


それに心配性だよな。
まぁ・・・ボロボロの状態でやめない俺も悪いが
心配させたよな。
あいつ・・・また泣いてたな。


大丈夫だよサクラ、俺は・・・大丈夫。
もう、誰も”大切な仲間”を失いたくなから



一人の少年に宿った一つの感情
しかし、この感情も大きく次の試練で覆された。


サスケ君なんだかおかしいの。
最近異様なオーラを感じる。
中忍試験が終わってからへんなの。


試験中あんなことになって・・・

嫌な予感がするの。
こういう時の予感てあたるからなおさら怖い。
私の思い過ごしならまだいいの。
カカシ先生もナルトも”大丈夫だよ。’って言われてもやっぱり駄目なの。



きっとサスケ君は・・・・・・・・・



部屋の写真立てを見る。
4人で撮った最初で最後の記念写真。


こんなものいらないと言う様な感覚で、その写真を伏せた。
今日は三日月か・・・・



誰にも気づかれないようにとった真夜中の行動。

こんな時間者じゃ、誰もきやしないだろう。
ただ一人を除いては・・・・



やっぱり・・・・私の予感は嫌なときほどあたるね。
出来るのか?私がサスケ君を止めることなんて出来るのかな?

いっつも迷惑かけて、意見を押し付けて・・・
馬鹿だったね私・・・・


止める少女
行く少年

そのときはお互いに未熟すぎて
何が正しかったなんてわからなかったのだ。



元気かな・・・サスケ君。
帰ってきて・・・一緒に帰ろう。サスケ君・・・。


私は今でもあなたのことが好きです。
正直言って、サスケ君の心の闇がどのくらいおおきいのかわからない。
でも、サスケ君を思っている気持ちは変わらないの。


戻ってきてよサスケ君。
一緒に戻ろう。
サスケ君が心から笑顔になれる事・・・私がたくさんしてあげるから・・。




花が咲いていた。
アイツの存在を思い浮かべるような・・・・桜

そうか、今季節は春なのか・・・
アイツ元気にしているのだろうか?
何故かアイツのことだけ忘れられなかった。


サクラ・・・・お前に会いたい・・・。










「本当に、長かったね。ここまで来るの」
「ああ。」


「私今幸せだよ。」
「俺もだ。」

「サスケ君好きだよ。今も・・・これからも・・。」

「俺も、サクラの事・・・た、大切にしていくつもりだ」


唇が重なった。


幼い頃から初恋の人と結ばれることを夢見ていた少女は
今、思い人の腕の中で微笑んでいる。

また、少年も幸せそうな笑顔をしていた。




・・・ねぇ
サスケ君

大好きだよ。

なぁ・・・サクラ


好きだ


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扇様のリクエスト
サスサク小説
これはもうサスサクの原点に戻らねば!
と思って見事に玉砕しました。


すいません・・・思いっきりへんなものになってしまいました。
おまけに短い(土下座)
ずっと3人称で書いてきたので、お互いの視点で書くのは難しいと判明
初めての試みだったともいます。


人様への献上物はもっとしっかりかけるようになりたいです。
ううう・・・



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