いま、、どこで、、



桜色の春の女神



数年ぶりにイタチは木の葉の里に訪れた
別に未練があるわけではなかった
反対にまるでない、、、、
暁の任務で探し物に着ただけでサスケに会うつもりはサラサラなかった


幻術で意識不明にした後
イタチも力を使いすぎて休んでいたが回復したので少し木の葉の様子を見に伺った
かわった事が1つ、五代目火影の誕生
その事については別にイタチには何の打撃にもならない





暫く森の中を彷徨っていると二つの気配を感じた
1つは知りすぎている気配
もう1つは、、、

「サスケ君、もうお昼だしお弁当にしよう!」

はつらつとした少女だった


偶然見つけてしまった
血のつながった実の弟・・・復讐者にかりたたせた弟
久しぶりに見た顔は自分に憎しみを向けて刃向かってきたが


「ああ、わかった。」


桜色の少女といるときのサスケの顔は穏やかだった


「今日はサスケ君の好きなオカカのおにぎりとトマトサラダ作ってきたんだ」
「ありがとな、、」
「ううん!私料理好きだしサスケ君のために作ってきてるんだし、、」

サクラは顔を赤くしながら伏せ目がちに言った


二人で楽しくお弁当を食べる
ささやかな幸せ

「ね、、美味しい?」
「ああ、美味いぜ」
「ほんとに?嬉しい!!」
「おい!くっつくな食えないだろ!!」
「じゃあ私が食べさせてあげるよ」
「いいよ。んなことしなくて!!」

サスケは断固して断り続けたが、、、

「いいよ、もうお弁当作ってこないから、、、、」

サスケは困った
実は密かにサクラの作るお弁当は楽しみの1つだからだ

「、、、、、、わかった、、ただし一回だけな、、」
「やったー!!」
コレでもう作ってこなくなる事はないだろう


そんな二人のやり取りをイタチは木の上から気配を消して眺めていた
多分、サスケがこんな穏やかな表情をしていられるのはあの


「サクラ、、」


サクラという少女の影響だろう
誰から見ても暖かくてまるで、全てを包み込むような春の日差しのような、、、
サスケに光を与えた少女
春の女神のように全てを受け入れるかのように


イタチは二人の雰囲気が少し気に入らなかった
サスケには復讐者である憎しみに満ち溢れた眼をして欲しかったからだ、、
それが、、、


「サスケ君、、!!」

あの少女の影響ですっかり変ってしまったのだ


「邪魔だな、、あの少女、、」


楽しくご飯を食べて、会話をするサスケとサクラを見てイタチは毒づいた


あの少女を殺せばサスケはまた、あの凄まじい眼に戻ってくれるだろうか?
それとも、目の前で酷いめにあわせようか、、、

いっそのこと



「俺の物にしてしまおうか、、、」


そんなことを考えている
考えることはさっきから桜色の少女のことばかり
自分でも呆れるほど、、


「さっきから何を考えているのか、、、」



そんなことを考えているうちに



「サクラ、、場所を変えるぞ」
「え?」
「午後、、、どっかの班が演習するらしいんだ」
「分かった」


サスケがサクラの腕を掴んで起き上がらせた

「ありがとう」
「ほら!行くぞ!!」

サスケはサクラの手を握っていってしまった
その時の少女の顔は

とても嬉しそうに見えた


あの微笑に魅了されたのだろう
分かる気がする
あの微笑が自分に向いてくれたら自分もあんな優しくなれるのだろうか、、、


「俺は一体何を考えているのだろか、、、」





結局、自分もあのサクラとかいう少女に
癒されたいだけなのかもしれない、、、

弟と同じように


「俺にもまだそんな甘えた心が残っていたんだな、、、」


気付いてしまった救われたいと思う気持ち
それを癒してくれるのはおそらく


「サスケ君!!大好き!!」
「、、、、、、知ってる、、、、、、」


弟といつも一緒にいる桜色の少女なのだろう


そのままにしておくべきか
いっそのこと、、、、、


「もし俺があの娘を手に入れてしまったらサスケお前は死に物狂いで俺を殺しに来るかな、、、」


多分そうなるだろう
今はそっとしておこうもし、今度サスケとあったとき何も変わらなく
弱くなっていたり強くなっていなかったらその時は、、、


「俺が彼女を貰いうける」






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,3000hitリクサスサク←イタチで、、暗くないやつ
しっかりリク違反しています、、
明るくないしかもイタチ視点、、サスケとサクラ出番少ないし、、
私が書くとどうしてもシリアスになってしまいます
たとえラブラブな会話が入っていたとしてもなぜ????
スミマセン美都葵様こんなもんしか書けなくて
、、、


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