死に場所を選べなかった猫





その日、まだ夏の残暑が厳しいエリア11で、世界を凌駕したニュースが流れた。


黒の騎士団の総帥ゼロが捕まったと、各国の関心がエリア11に注がれていた。














ブリタニアの軍人たちは、やっと黒の騎士団との戦闘にピリオドをつけられて大分肩の荷が軽くなったようだった。
一応軽い尋問を終えて、ゼロは今牢屋に繋がれていた。
濃度の濃い睡眠薬をかがされて、気を失ってはいたが・・。


「あ、そうだ。ゼロまだ拘束衣を着せていなかったよな?」
「そういえばそうだな。あのスーツのままじゃ何が飛び出してくるかわからないし。」

「ちゃんとした尋問が終わったらじゃないのか?」
「明日ちゃんとするみたいだしね。」


ブリタニア軍はゼロさえコチラの手に落ちれば、黒の騎士団など赤子の手をひねる事と同じだ。
弱まっている今がチャンスというかの様に、壊滅作戦に乗り込んでいた。
本当に壊滅するのは時間の問題だろう。
















頭が重かった。
ガンガンと響く、迂闊だった。

ちょっとの気の緩みが思わぬ展開へと巻き起こした。

足と手が動かない。

ルルーシュは今の状況を冷静に分析した。


手足が動かないというのなら、ここは味方は居ない。
ブリタニアに捕まったとと考えていい。
視界が暗い。
頭を守っている仮面があるなら、まだ顔を見られていない。

そしてまだ拘束衣ではないというのなら、まだ自分が女であることさえ知られていな。


不幸中の幸いだろう。
女と知られてしまったら、それでこそ終わりだ。
タダでさえ自分は、テロリストの総帥。
ルルーシュ、もといゼロを憎んでいる人はここ、ブリタニは大勢居るはずなのだから。

無用心なことに見張りが居ない。
今見張りが居ないのは、少しアンラッキーだ。
ギアスを使って命令すれば、ココからはすぐに出られるのだから・・。



ふと足音が大きくなっているのが分かった。
こっちに向かっているのだろう。
周りの音を確かめても、ルルーシュ以外に捕まっているような物音はたっていない。
どうかんあえても、優先順位はゼロになるのだから・・。




「目が覚めていたか、ゼロ。」


「・・・あぁ、最悪な目覚めだ。」


「そうだろうな。しかし、地獄はこれからだぞ。」

「ふ・・そうか。」



鍵を開けた男はそのまま、ルルーシュの足を解き尋問室へ向かわせた。
すぐにギアスを使うのは容易いが、一人に一回しか使えない。
しばらく様子を見ることにした。
それに、ここはどういったつくりになってるのかさえ分からない。
今逃げても袋の鼠だろうから・・・

ルルーシュは大人しく、軍人の言う事に従った。




椅子に座らせ、足もまた拘束される。
男と思われているから、一つ一つされる行動が粗暴だ。
いや、この場合男も女も関係だいだろう。


「さて、ゼロやっとお前を屈服させられるときがきたか・・。」

尋問員は機嫌がよかった。
気持ち悪い笑いに、ルルーシュは視線をそらした。


「おし!なんとか言え!」


後ろに控えていた男が、ルルーシュに殴りかかった。
その反動で、椅子ごとルルーシュはひっくり返ってしまった。

「あぁ!!」


もれた声は少し高かった。


「くく!みともねぇ声。」


周りにいる軍人はゼロがいまこの手のうちにいるという優越感でテンションが高い。
笑いもおかしいし、第一何かがおかしい。
ルルーシュは身の危険を今感じた。

処刑されるのはもうココに捕まってから分かっている事だが、何かが違う。
違う意味で身の危険を感じる。
こういうときほど、第六感というやつは良くあたる。
ルルーシュは仮面の左目の部分をスライドさせて、一番近くにいる男に焦点をあわせた。


「おい・・・」



ガバっと視界が明るくなった。
マスクがはずされたのだ。


「な!!」


うっかり、ギアスの瞳は普通の紫の瞳に戻っていた。


「な・・!!」


「おま・・女・?!」

「グ!!」


まずい、女とばれてはまずい。
しかし、声を出したらもっと危ない。
女性の中でも、少々低いアルトの声をしているが、それでも十分女の声をしているのだ。


顔をそらしたが、逆効果だった。


「ちょ・・天下の黒の騎士団様の総帥はなんと女だったのか?!」

気を良くした男はルルーシュの服に手をだした。


「な!!やめろ!!」
「これはこれは随分と可愛らしい声をしていらっしゃいますね。」

「や!!」


前のファスナーを下げられ、白のスカーフもほどかれた。
脱がしやすいように、拘束を解かれたが、今度は数人の男に押さえつけられた。

「放せ!!」
「誰が離すか!こんな上玉めったに味わえない!」


恐れていた事が起きてしまった。
女だとバレた。

これからどんな事が起きるなんて、いくらルルーシュでも簡単に予想が出来る。
だってもう、ルルーシュは殆ど服は脱がされていた。






























「はは、お前何回やった?」

「え〜まだ2回だぜ?ヤリ足りない。」

「おいそろそろ代われよ。」

「待てって、ああ気持ちい。」

「じゃ、俺口でやってもらおうっと。」





ルルーシュのいた尋問室は、一瞬で誨淫の渦に飲み込まれた。


体はもう概に男の欲望で汚れきって、今も無理やり受け入れさせられていた。


女と分かった瞬間、態度がガラっと変わった。
ルルーシュは体がすくみあがり、頭が回らなくなりギアスを使うという考えなんてふっとんでしまっていた。

四つんばいの格好を強制され、後ろから攻められて前も、口の中にむりやり突っ込まれた。


「ほら、しっかり咥えろよ。舌をつかって・・」

「うぐ・・うう・・。」

「噛むんじゃねぇぞ。」

「あぁ・・気持ちい・。」


後ろから容赦なく突かれて、体が何もしなくても揺れる。
中に何度も欲望を注がれたが、耐える事は無かった。
終わったと思ったら、次と言わんばかりに違う男が後を絶たずに入ってくる。

「いやぁ・・・!!」

「てめ!やめんじゃねぇ!!」

ルルーシュの頭は押さえつけられた。
もうブリタニア軍は俺が自分でやると言うように、ルルーシュの頭を押さえつけてルルーシュの口の中に自分自身を入れた。
ルルーシュの呼吸が出来なくなるほど、男は動かした。


「うぐ・・んん!!」


こうなれば、男がイクのを早くしないと自分がおかしくなる。
ルルーシュはイヤだったが、一生懸命舌で刺激して男が早くいく様に動かした。
口の中には、青臭く、苦い味が一気に広がった。
ルルーシュはあまりの気持ち悪さに、吐いた。


「ごほ・・・うう・・かは!!」

「ゼロ、お前なかなか上手いなフェラ。騎士団の中でもやられていたか?」

「な・・俺は・・ぁぁ!」

反論などする暇など無いぞといわんばかりに、後ろからゆさぶりが来る。
ルルーシュは腕で自分を支えられなくなっている。


腰だけを高く上げている恥かしいポーズになった。


「く・・・はぁ・・ああ・・。」


絶え間なく続く快感にルルーシュの口からはもう、喘ぎ声しか出てこなくなっていた。

「ひゃ・・く・・・ぁぁ・・・」

「これがテロリストの親玉かよ。随分と淫乱だな。」

「誰も口使わないの?じゃ俺使わせてもらうよ?」

順番を待ちきれない男が、ルルーシュの口に自分の雄を入れた。

「フグ!!」

「大丈夫だった、さっきのみたいに乱暴にはしないよ。だからホラ舐めろよ。」


「じゃ、俺後ろの穴つかっていい?誰も使ってねぇじゃん。」

「うわ!お前まじかよ〜。」


誰がどこの穴を使うかなんて下品な会話聞きたくない。
でも自分の事で、ただ事ではなのだが、快感が大きすぎてもうどうでも良くなっていた。

「ぁ!!・・・はぁん!!」

「気持ちよさそうだし、ここで3点同時って事で。」

「はぁ?じゃどうするよ。」

「こうこう。」


ルルーシュの蜜壷を占領していた男は、絶頂を向かえルルーシュから離れた。
口の中に入れていた男も満足したのか、ルルーシュの顔にかけて下がった。


「じゃ、俺今度あそこ使わせてもらうよ。」

そういった男がルルーシュの下になるように、仰向けに寝た。
その上にルルーシュを乗せて騎乗位のような方になった。

「ホラ、ゼロ!前に体勢を倒せ。」

「ひ!!」


男と抱き合う形になった。

「ホラ、後ろの穴使うやつ、ホレ!」

ルルーシュの尻をわって入りやすいように、広げさせた。

「ヤダ!!離せ!」

「そんなこと言ってるわりに、感じまくってるじゃん。お前どうせ処刑されるんだし楽しもうぜ?」

「俺後ろ使わせてもらうぞ。」


そういった男は、指でほんの少し解した後、キツイのを分かってて無理やり押し込んだ。


「いやぁぁ!!痛い!!」

同時に攻められる苦痛になんとかルルーシュは耐えていたが、気持ちいいのと痛いのが同時にくる感覚に眩暈がしそうだった。


「じゃ、俺は口って事で。」


「うう!!」



痛い。
気持ち悪い

今の自分の状況を考えるとクラクラする。


気が遠くなるような行為に、ルルーシュはそろそろ限界だった。
もともと体力の無いルルーシュなのだから、ここまでキタのが奇跡だろう。


どうしてもっと、自分の限界が早く来てくれなかったのかルルーシュは心の中で悪態を付いた。
普段、ちょっとでバテてしまうルルーシュが、今回こんな事ばっかり意識がハッキリしている時間がなかがった。



「あぁ、俺そろそろいくわ。」
「俺も・・。」
「3人同時かよ!」

「4にんん間違いじゃね?」



男達は、絶頂を向かえ、それぞれに欲を放つ。


ルルーシュも限界だったのか、ぐったりしていた。
呼びかけていても意識は無い。



「ん・・チ・・気絶しやがった。」

「まだ時間はあるし、いいんじゃね?明日もってことで・・。」

「で、誰が後始末するんだ。」

「俺がやる。」

「よくこんな事進んでやるよね。」

「この子の体も俺が洗うよ。」

「狙いはそこか!!」

下品な笑いが尋問室に木霊した。




「じゃ、いいやお前に任せう。女だといつもこうなっちまうな。」

「別にいいんじゃねぇ?女はこっちの方が効果が高いし。」

「に、してもゼロがブリタニア人だったとは驚きだぜ?」

「それに、瞳の色。総督と同じ紫だったな。」

「・・・俺、聞いた事あるんだけど、ブリタニア人で紫の瞳を持つ人って皇族しか居ないって聞いた事あるぞ?」

「マジかよ。なんかの間違いじゃねっぇの?」

「でも・・」

「いや、でもたしか、7年前エリア11で皇子と皇女が死んだって聞いた事あるぞ?」


「・・・・」


一同静まり返ったが、そんな事無いだろうと誰かが言った。
そもそも本当に皇族なら、テロリストなんてしないはずだ。
生きていたら、保護をしてもらい皇室に戻っているハズだと口をそろえていった。


誰も、ルルーシュの生い立ちなんて知らないのだから・・・・。




「俺、明日も楽しみ〜。」

「あんな美人はめったにお目にかかれないからね〜。」

「そういえば、あの特派のランスロット、ずっとゼロの事目の敵にしてたよな。」

「呼んでみるか?あのイレブンだいぶ驚くだろうぜ?なんせ、殺したかった相手がこんな美人ときもんだ。」

あははと機嫌のいい笑いが館内に響いた。
明日は特派のランスロットのデバイサーも呼ぼうと、話は盛り上がっていた。

テロリストの末路は悲惨。
女なら尚の事。

処刑は免れるかもしれないが、いっそ死んでしまったほうが楽なんじゃないかって思う仕打ちが待っていることをルルーシュは知らない。

「処刑なんてもったいないよな。」

「慰安婦にしちまえばいいよ。」

「おまえやりたいだけかよ。」


孕ますまで道具に扱われる。
堕胎を繰り返し、女の体としての機能がなくなっていく。
病原菌を貰う事だって、まれでもない。

体はだんだん弱くなり、衰弱して死んでいく。

それが、ルルーシュの末路。




普通に、処刑されて終わりだと思ったら大間違い・・・・。









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あきボー様リク ブリタニア軍×ルル の輪姦でした。

遅れてしまいました。そんでもってたいしてエロくない。
輪姦描写は難しいですね。
自分でかいてて一体何人いるのか変わりません。
少なくとも4人以上の男の人がいらっしゃいます。

なかなか、事の始まりを書くのに苦労しました。
それが遅くなった原因。
インスピレーションがだんだん遅くなってきているのが分かります。

こんなんでよろしいでしょかね?あきボー様。


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