|
昔、男がいた。女で手に入れることができなかった人を、数年にわたって 求婚しつづけていたが、何とか盗み出して、とても暗い時に（逃げて）きたのだった。 忍の恋 時は平安、宮廷に若い忍が天皇に仕えていた その忍の名は、うちはサスケ という若者だった 歳は１4。若いながら腕は一級品。宮廷は彼に絶対の信頼を持っていて サスケもその宮廷には一心に仕えていた それには訳があった この宮廷に住んでいる貴族のとある姫に恋をしていたからだ。 その姫の名を 春野サクラといった 才色兼備で人望も厚い姫の唄は国随一の歌声と唄われていた この姫、サクラはちょっと他の姫とは違い家柄を気にしないさっぱりしていた所があった 決して、春野家は家柄が低いわけではないどちらかといえば血筋もお高い位置にいる しかし、ここの一族の人間は、家柄を気にせず本当に好きになったものと結婚が出来る家だった だからサクラに求婚を求める男性は幅広い職の男がわんさか来るのだ サクラももう１4になるそろそろ結婚をさせたほうがいいと父親も考えていた 「お父様、、私、、本当に私の心を奪った人と会うまで結婚したくないわ」 「そうか、、しかしサクラもし、お前が１５になっても相手が見つからなかったら、、、」 「わかっています、、おとなしく、、お父様の決めた相手と結婚いたします」 サスケは貴族は皆高く留まっていると思っていたがここの家の者は皆違った 従者まで違うきっと主人の人柄なのだろう サスケはその日任務を終え報告も終わって家に帰る途中だった ふと、綺麗な歌声が聞こえてきた 耳を澄まして声のするほうへいくとそこには 「サクラ様、、もうこんな時間ですしそろそろ、、」 「大丈夫よ、ここはそんなに人は通らないし発声練習にちょうどいいのよ」 ガサッ 「！！！！！！！」 「おいっこんなところで何をやっている」 サクラと侍女の一人が河原にいた 「お前は確か、、うちはサスケ、、」 サクラの侍女がサスケを指差した 「ここは、あまりよくない奴らが夜中ウロウロするもう帰って方がいい」 「うちはサスケ？！」 「サクラ様、このお方は、、、」 「うちはサスケだ。あんた達の所の宮廷に使えている忍だ」 サクラは黙ったままサスケの顔をじろじろ見ていた 「うちはサスケ、、」 「ささ、、！！姫様帰りましょう！サスケ殿がそういっています何かあったら困ります！」 「何かあったらあなたが守ってくれるんでしょ？」 「！！」 なんて無邪気な姫なんだろう、、、 サスケはサクラに惹かれていったのだった それから、サスケはサクラのもとへいくようになった でも何か話す程度 いくら家柄を気にしないとしても忍相手じゃな、、とサスケは見返りを求めていなかった もう、サクラの元へ通ってずいぶん経つ 二人の呼び名が サクラ様からサクラに サスケさんがサスケ君に 距離が縮まっていった サスケは不器用なところもある、悟られないように遠まわしな愛情表現をしていた 普通は短歌でやり取りをするのだがサスケはそんな嗜みはなかた 日々修行に明け暮れる日々だった それでもサクラはサスケの話に耳を傾けサスケに自分の話しをする 今まで来ていた男の中ではサスケが一番距離が近いところにいるのだ 始めはサスケも傍にいれば充分だったが欲が出てきた サクラを自分のものにしたい たかが忍が位の高い姫にここまで溺れるとは思ってもみなかった そう思ってしまえば後は簡単 夜、サクラの部屋に忍び込むサクラはすやすやと寝息を立てていた 起きないようにそっと抱え込んで、自分の隠れ家に連れて帰ってしまった 「うん、、、」 何かの感覚が変わったのかサクラは目を覚ました 回りは自分の知らない建物の中 「ここは、、、？？」 「俺の家の隠れ家だよサクラ」 「サスケ君、、」 サスケは戸の位置に立っていた 「どうして？」 「、、、あんたは貴族の姫で、、俺は、、血に飢えた忍、、世界が違うんだ」 「！！」 突然サスケがサクラを押し倒した サスケの動きが早くてサクラは今、自分が何をされているのを理解するのに時間がかかった 「サスケ君！！！」 「俺とあんたじゃ！！世界が違いすぎるんだ！たとえあんたの家がそんなことを気にしないと考えていても、、」 「ん、、、あふ、、」 強引な口付け、、サクラは苦しくて息が出来ない 「止めてサスケ君！！」 そんなサクラの言葉なんかお構いなしにサスケは行為を続けた サクラの浴衣がはだけ白い肌があらわになる 「サクラ、、、」 「おねが、、ヤダ」 胸元に唇を寄せてサクラの肌を味わう 月明かりの下での彼女の肌は、とても透き通っていて壊れそうだった 足の間に指を入れた サクラが過敏に反応を見せた 「なんだよ、、ここ、、こんなにして」 サクラのそこは概に濡れていた 「ちが、」 「何が違うんだ？」 「あああ！！」 サスケがサクラの中を指でかき乱す そのたびサクラの口からゾクゾクする様な声が聞こえる 生理的に涙をこぼしてサスケから受けている行為に耐えていた 「んん、、つう、ああ、、」 サクラは泣きながらサスケにしがみついている 可愛そうに初めてだったのだろう、、辛そうな顔をしている、、 胸の突起に噛み付いて反対は指で弄ぶそうするとサクラは面白いぐらいに鳴いていた 自分でも理性を保つことなんて出来なかった サスケの目の前にいるのは今まで見たことのない愛しい人の痴態 「ああ、、、、、あっ、、」 「サクラ、、いくぞ」 サクラの片足をサスケは自分の肩にかけた 「な、、、何、、お願い、止めて」 「、、、、」 無言でサスケはをサクラの中に押し入れた、、 「あああーー！！」 悲痛な叫びが聞こえる サクラの秘部から血が出ている痛いのだろう 「いいよ、、サクラの中凄い締め付けてくるよ、、」 こんな言葉サクラにとっては陵辱のなにものでもないだろう サスケは思ったことをお構いなしにサクラにぶつけた 「ああん、、あっ、、ああ」 サクラの声が止まらない辛いのか快感を感じているのか 「動くぞサクラ、、」 「や、、ああ、あああん、、」 サクラのことなんて考えることが出来なかった サクラの体を貪り尽す 聞こえてくる悲鳴にまで欲情する 「サクラ、、、つう！！」 サクラは揺さぶられるままにサスケの思うがままにされていた 「出すぞ、、っ、、、」 サスケは己の欲望をサクラの中に流し込む 「うっつ、、ああ、、、」 一回では終わらなかった その後も何回も続いた体位を変えられ何度も何度も絶頂を迎えさせられた 最後は本気でサクラに泣かれて幕を閉じた 「ひっく、、、うう、、」 サクラは先ほどから泣き止まない無理もないだろう 「どうして、、、どうしてこんなことしたの？」 肩をひくつかせながら、、サクラはといた 「私、、私、、サスケ君のこと好きだったのに、、、、本当に好きだったのに、こんなのってないよ、、」 「さくら、、」 初めて聞いたサクラの本音 「わたし、、サスケ君の、、、求婚の言葉ずっと待ってた、、」 ああなんて自分は愚かなのだろう自分の事ばっかりで 肝心のサクラの気持ちを知ろうとしていなかった 「サクラ、、、」 サスケの投げかける言葉も今のサクラにはただ辛いだけだろう しらたまか なにぞと人の問いし時 露と答えて消えなましものを あの後サスケはサクラを家に帰した あれからサクラのところへ入っていない。今更行ってなにをしようとするのか ただ、任務に明け暮れる日々だった あの日のことは今も思い出せるサクラの言葉 「、、、私サスケ君のこと好きだったのに・・・こんなことってないよ。か、、、」 気が付けば、はじめてサクラに会った河原へと足を運んでいた 何をいまさらきっとサクラは自分を恨んでいるに違いないのに ふと、聞き覚えのある歌声が聞こえたコレは間違いなく サクラの歌声だ 「姫様！！こんな時間に止めてくださいまし！！」 「いいの！！私はここで待っている人がいるの！！」 「それって俺のことか？」 「「わああああ！！」」 サクラとその侍女だった 「サスケ殿」 「ここは危ないから近づくなといったはずだ」 「そそ、、そうですよね！！ほらサクラ様帰りましょう」」 「私、、サスケ君を待っていたの！帰りはサスケ君に送ってもらうからあなたは先帰って」 「いいのか？こんなことして又、俺に襲われるかもしれないんだぜ？」 その後、何とか侍女だけを先に返した 今はサスケとサクラの二人きり 「、、、私、ひとつだけ分かったことがあるの」 「？」 「私やっぱり貴方の事好きだわ、、」 「サクラ、、、」 「おかしいね？あの時は本当に怖かったのに、、、」 「ね、、1つ聞いていいかな・」 「なんだ？」 「あの時、私のこと好きだったからあんなことしたんだよね？」 サクラの顔は少し泣きそうだった 言ってしまおうか？ この本音 「、、好きじゃない奴を抱こうとなんて思わない、、」 コレが精一杯の本音 「そっかよかった、、、私もサスケ君のこと好きだよ」 「お前はいいのか？俺なんかで、、」 「何言ってるの？うちは自分で決めた相手なら誰でもいいのよ、、たとえ商人でも平民でも、、、忍でも」 その時のサクラの顔はとても優しかったのを覚えている 「で、サスケ君私に何か言うことないの？」 「、、、、、、、、、、」 サスケは迷ったいまさら何を言えばいいのか分からない でも言わなきゃいけないことはある 「、、、、ごめんあの時は、、自分のことだけ考えててサクラの気持ち考えてなかった、、」 「他にもあるでしょ？」 「サクラ、、、、」 「はい、、、」 「俺なんかでいいのか？」 「私は、あなたのことが好きなの」 「俺もそれは同じだ、、」 「ウン」 その一言がなかなか言えない でも言わなきゃいけない、サクラはその言葉を待っているのだ 「サクラ、、俺と、、、、、、結婚してくれ、、、」 「はい、、ずっと待っていたんだよその言葉、、嬉しい、、」 サクラはサスケの元へ駆け寄ってきつく抱きしめて サスケもサクラの元へ近づいて強く握り締めた 後は二人だけが知る甘い秘め事、、、、、 その後、二人はサクラの父親に結婚することを報告した 「サスケ殿ならサクラを安心して嫁に出せる」 コレが父親の言い分 「カッコイイの捕まえたわねサクラ、、」 コレが母親の言い分 何はともあれ二人は無事に式を挙げ、はれて夫婦となったのだ 「サスケ君、、」 「なんだ？」 「忍び続けるの？」 「そのつもりだ」 「じゃあ、春野の後継者は私達の子供になるね！」 サスケはこのときサクラは天然さを知った この無邪気な姫に惚れてしまったのは自分 「じゃあ今からつくるか？」 「えっ？」 暫くの間は振り回されて、からかう生活が続きそうだ サスケはそう思った 「私サスケ君の子供なら何人でも産むよ？」 やっぱり事の重大さを分かってない無邪気な姫だ ----------------------END-------------------------- koro様のリク 裏ありの伊勢物語風で少し暗め要素入りのハピーエンドのサスサク出来れば長めで 伊勢物語知らなくてネットで情報収集してました 途中と最初に入っているグレーの文字はそのまま伊勢物語の文章 この作品が一番気に入ったのでこの物語を使わせていただきました リクエストに沿っているか心配です。 |
| BACK |