恋を知るとき 始めは病気かと思ったんだ。 君を見てると胸が締め付けられるような痛み。 あの忌まわしい病は治ったけど、今度は別の症状が出てきたんだよ。 今度の症状はさっきいたとおり君が僕の視界に写る時の限定。 君を見てると鼓動が高まって、誰かが君と話しているときはムカムカする。 ワォ、自分でもよく分からなくて気持ち悪いよ。 でも、君と二人でいる時はその鼓動が気持ちいい時もあるんだ。不思議だよね。 戦いを仕掛けてきて、至近距離で僕のトンファーと君のトライデントが重なった時の 僕の力を必死に押しのけようとする歪んだ顔に思わずニヤリと笑ってしまう。 純粋な力比べはどうやら、僕のほうが上らしい。 そういえば君、女だったんだよね。 ムダに短いスカートはいて、惜しげもなく足を出して風紀を乱してこの上ない。 だからって、丈を長くされてももったいない気もする。 ああもう、なんなのさ自分! いずれは噛み殺す。絶対噛み殺す! けど、そうすると君の綺麗な顔や体に傷がつくのはもったいないなと思ってしまう自分がいるんだ。 誰か僕にこの気持ちは一体なんなのか教えてくれ! 「委員長・・。」 「何?草壁?」 「大変申し上げにくいのですが・・・」 「さっさと言ってよ!」 「心で思っている事が、全部口に出ています。」 「え・・・。」 応接室、今はこの僕と草壁しかいない。 ワォ、僕今ずっと長い時間独り言言ってたの? じゃぁいいや、とりあえず草壁に聞いてみよう。 「僕のいったこと聞いてた?」 「恐れながら・・。」 「じゃぁさ、草壁はなんだと思う?このムカムカ?」 草壁は一瞬戸惑って、考え込んだ。 その顔は知っているね?草壁。 「早くこたえなよ。」 「は・・委員長はその・・恋してらっしゃるかと・・。」 「え・・僕が?」 恋・・僕が恋? 「委員長考えて見てください。骸さんと一緒に入れたとして嬉しくありませんか?」 「そりゃ嬉しいけど・・。」 「じゃあ、骸さんが他の男性と一緒にいたり楽しそうにしてたら、どうします?」 「何言ってるの相手の男を噛み殺すに決まってるでしょ。」 「嫉妬しているんですよ。それは。」 流石だね。草壁。よく僕の事分かってるじゃない。 「だから委員長は、骸さんを自分のものにしたいんですよ。」 あぁ、そうかそういう事だったのか。 「わかったよ。そういう事だったんだね草壁。じゃ、早速行ってくるよ。」 「え・・委員長?!どちらに!?」 「決まってるでしょ!骸のところ!」 「委員長・・・・・、骸さんすみません自分には委員長を止められそうにありません。」 ねぇ、骸今すぐ僕のものになりなよ! なんなのですか?!いきなり突然! 覚悟してよ?君は僕のものになるんだから さっきから何をいっているのですか? つべこべ言わずに、僕の下で鳴いてよ ってえ・・ちょ・・・雲雀君がおかしいです!! ---END--- 私にしては珍しく、一人称でコメディ(え?これコメディ?) 書いてて楽しかったです。 っていうか初のヒバムクがこれでいいの? もう一個考えてるのが、もうアイタタなないようだから 始めに飾るの位、明るい話にしたかっただけなんです。 しかし、ギャグとか明るい話になると駄文なのがよくわかる。 雲雀の口調難しいし、キャラも難しいな・・・ 雲雀・・・恐ろしい子! |
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