君はお嫁さん 後編 「やぁ、帰ったよ。」 「え・・?」 驚いて涙が引っ込んでしまった。 帰ってきたのは雲雀だった。 「雲雀・・君。どうして?帰ってくるの明後日のハズ・・・。」 「骸の事が心配でね。ワォ、どうしたんだい?骸、泣いているのかい?」 「えっとこれは・・・!?」 慌てて切り刻まれた浴衣を隠そうとしたが、間に合わず雲雀に見られてしまった。 「どうしたんだい?コレ・・。」 「その・・・。」 「正直に言わないと咬み殺すよ。」 「この風紀財団の人達は、僕のことを良く思っていない・・・・」 「それとこれとどう繋がるんだい?」 「イヤガラセをして追い出そうとして・・・う・・・ぁ。」 止まってい涙腺がまた緩くなってしまった。 「よしよし、骸よく耐えたね。」 ポンポンと、雲雀は骸の頭を撫でた。 泣いている骸を抱きしめていると、ふと身に覚えのない本を見つけた。 「骸あの本なんだい?僕が出ている時に買ったのかい?」 「いいえ・・・・あれは、草壁くんから貰いました。」 「へぇ、草壁がね・・・。」 草壁が骸に本をプレゼントするなんて、気に入らないと雲雀はその本をとる。 手にとって見ると、本というより手作りの冊子か何かだった。 中身を見ると、嫁の心得など日本古風の仕来りなど書かれていたが、 最後の方は理不尽な内容が多かった。 「・・・・・・ふーん・・・。」 最後に表紙をみて本を閉じると、ゴミ箱に投げ入れた。 「え・・?雲雀君?」 「君、草壁に騙されすぎ。あれは嘘だよ。僕の家にあんな教訓ない。」 「そんな・・・。」 「それに君は家事とかなんて心配していいんだよ。 ここにはちゃんと、世話をしてくれる人がいるんだから。」 「ん・・・!!」 「全く君って人は・・まぁ、良いけどね。それより君を慰めてあげないとね。」 唇が重なったキスだけの後、雲雀は骸の頬を撫でながら笑った。 どうしてだろう?慰めてもらっているのに骸は安心しない。 「もう十分慰めてもらいましたけど・・。」 「イヤだなぁ・・・骸。君はなにもしなくていいんだよ。ここに居るだけでいいんだ。」 嗚呼、嫌な予感がする。 「えっとそれじゃ、僕もなんだか悪いと思って・・・。」 骸は急に後ろに下がりだす。 「大丈夫。お金持ちの奥様や、セレブなお嬢様が家事をするなんて聞いたことないよ。」 (たしかにそうですけど!) 「さて、骸を慰めるついでに僕も慰めてもらおうかな?僕も淋しかったんだからね。」 (ああ、やっぱり!) 「ヒバ・・・ウウンッ!!」 予感的中。 気付いたときには口内を犯されていた。 ザラついた舌が、骸の口の中を刺激する。 座って向かい合っている大勢を取っていたが、雲雀は骸をゆっくり背中を後ろに倒した。 布団なんか敷いていなく畳が硬い。 「悪いけど、このままさせてもらうよ。」 「きゃん!」 後ろに倒したあとは、膝を割って上に乗っかる。 飽きることなくキスの雨を降らせた。 「はぁ・・ク・・フゥ・・ぁ・・・。」 「騙されてこんな事するなんて、可愛いね君は・・。」 「うう・・・雲雀君の意地悪。」 「骸だから虐めたいんだよ。」 首や鎖骨、胸元などにマーキングは欠かさない。 何時の間にか服は乱されていた。 かえって半脱ぎの状態が羞恥を生む。 チュっと音を立てるように、太ももの内側にキスをした。 下半身にもうっすらと、痕がつく。 「それより骸、ここもう濡れてるよ。下着の色が変わってる。」 「や・・・!!」 下着越しに割れ目をなぞると、下着は湿っていて役割を果たしていなかった。 横からずらして指で感触を楽しむと、水音がする。 「骸、この音聞こえる。」 「・・・聞こえません。」 「ふうん・・・そういう態度とるんだ。」 「きゃぁ・・・やん・・・ぁぁ!!」 雲雀は指を膣内へ挿入させた。 始めから2本とムリをしたが、すぐに馴染んで吸い付いてくる。 それが楽しくて骸のいいところを何度も擦る。 「やぁ・・・はぁ・・ああ・・ぁ・・。」 雲雀の指が動くたびに、骸の下半身からヤラシイ音がする。 さっきよりも大きく、言い逃れできない大きさだ。 「イヤです。・・ひ・・ばり・く・・・きこえ・・。」 「大丈夫だよ。僕が帰ってきた時点で、こうなることは皆分かってるさ。」 「な・・!!!」 「心配しないで、人払いはしてるよ。でも、そんな事心配できる余裕があるなら・・。」 「え・・ちょ・・・それはイヤです。」 骸はプライドが高いせいか、羞恥心が人一倍大きい。 こういう行為も未だなれずにいる。 特に脚を掴まれて脚を大きく開かされる格好は、骸が一番嫌いな体勢だった。 脚が震えて顔を真っ赤にさせ、雲雀に顔を向けようとしなくなる。 「相変わらず可愛い反応だね。」 「いやぁ・・。」 手で顔を隠そうとしたが、雲雀のネクタイで手を縛られてしまって阻止された。 「ちょ・・・。」 「ワォ!いい眺めだよ。」 「そんな・・・!」 骸は恥かしさが増すと感度が上がる。 それは雲雀のS心を十分に満足させる。 「じゃ、そろそろいくよ。」 「あ・・ぁぁぁぁああ!」 雲雀が骸の中に侵入した。 「く・・ちょっと骸、力抜いてよ。」 「ムリ・・です。」 少ししか慣らしていないのだから、狭いのは当たり前。 雲雀は一回止まって、骸の胸を弄ることにした。 「そういえば、ここはまだ触ってなかったね。」 「あん!」 豊満なバストを丁寧に揉む。 弾力があって柔らかくて、いくら触っても飽きない。 「今度からもっといろんな事してみようね。」 「え・・・。」 「もう僕達夫婦なんだし。」 「ひゃ・・!」 「気持ちい?」 胸を弄られて感じたのか、下半身の力が少し抜けた。 その瞬間を雲雀は見逃さなく、一気に奥まで入れた。 少し体勢を整えてから、軽く動かした後だんだん上下運動は激しくなった。 「ぁぁあ!!・・やぁ・・ヒバ・・リ君!!」 「・・く・・最高だよ。君の中・・。」 「やぁぁ・・雲雀・・・く・・。ん、あぁ・・。」 「骸、そろそろ出すよ。」 「え・・はぁ・・!!あぁぁぁぁああ!!」 「クスクス・・・畳の跡がついてる。」 骸は疲れて眠ってしまっていた。 腕や肩に畳の跡がついてしまっていた。 骸を布団で寝かせると、雲雀はトンファーを持って寝室から出て行った。 「やぁ、草壁。死ぬ覚悟は出来ているかい?」 「恭さん!風紀財団としては、良家の子女を・・・!!」 「問答無用。僕自身の事は僕が決める。さぁ、死ね。」 (咬みが抜けてます!!咬みが!!!!!) 「ア"ア"ア”あ”あ”あああぁぁぁ!!!!」 「ん・・・おや?何の騒ぎですか?」 誰かの断末魔らしきものに骸は目が覚めてしまった。 骸は浴衣に着替えさせられていて、布団の中にいる。 「雲雀君でしょうか?」 そういえば雲雀の姿が見つからない。 どこに行ったのだろうか? 「骸、起きたのかい?」 「ええ。それより何です?さっきの変な大きな音は?」 「骸は気にしなくていいんだよ。疲れてるでしょ、まだ寝てていいよ。」 「じゃ、お言葉に甘えて。」 骸はまた布団の中に横になった。 疲れているのか直ぐに寝入ってしまった。 「これから宜しくね。僕のお嫁さん。」 ----------END--------- 朧月夜様リク 雲霧♀で花嫁修業しにきたむくこが草壁(家政婦)にいびられるんだけど 雲雀に庇ってもらいラブラブいちゃいちゃな甘裏 でした。 そもそも花嫁修業として来ていない時点でリクに沿ってないorz パラレルじゃなくて原作設定したのがいけなかったのか パラレルにすればよかったかも・・・。 しかもエロの部分が短くて申し訳ありませんでした。 こんなもので宜しかったら、貰ってやってくさい。 |
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