フェロモン ルルーシュは授業をサボってお気に入りの屋上の裏部屋で眠っていたはずだ。 いつもの嫌いな世界史の授業は高い確率でここに居る。 退屈な話を聞くより、こうして本を読んでいたほうがよっぽど勉強になる。 それに教科書は嘘で固められていることが多い。 だからルルーシュは、ここで本を読み、飽きたら寝る。 その予定だったはずだ。 だが、今日は違うのだ。 「なぁ・・・スザク。」 「何?ルルーシュ?」 「・・・どいてくれ。」 「嫌だと言ったら?」 満面の笑みでスザクを一歩も引かない。 そう、今日はここに何故かスザクも居るからだ。 ルルーシュを探しに来たスザクは、彼を見つけると教室に戻ろうと誘ったがルルーシュは聞く耳を持たなかった。 ここで寝そべって起き上がる気もない。 仕方なくスザクは強攻策をとらせてもらったのである。 「ルルーシュがちゃんと教室に戻ってくれたらどいてあげる。」 「〜〜・・・。」 そうとなればルルーシュは無視と決め込んで何事もなかったかの様にするつもりなんだろう。 「ね・ルル〜・・・」 「うるさい・・・。ルルと呼ぶな。」 「だってルルでしょ。」 「・・・・〜〜・・・。」 「ルルーシュ戻ろうよ・・。」 スザクが顔を近づける。 気が散るがルルーシュは顔をあわせない。 「・・・ルルーシュってなんかいい匂いするね。シャンプーの香りかな?」 「ば・・・ちょ・・・何してるんだよ!お前!!」 顔が近づくと今度は匂いを犬のようにくんくん嗅がれる。 さすがのルルーシュもこれはうっとおしい。 「だっていい匂いするんだもんVルル。」 「この・・・馬鹿!さっさと離れろ!」 といっても力ではスザクには叶わない。 大型犬の犬に押し倒された気分だ。 スザクは髪の毛から今度は首のほうに場所を移った。 「・・・シャンプーじゃなないみたいだね。なんか全身から漂わせてるって感じ。」 「お前は一体何がしたいんだ!」 「え・・・ルルの匂いを嗅ぎたい。」 「貴様は犬か!!」 「かもね・・。」 あっけらかんと認めた後、首を埋めた。 「ば・・・ちょ・・まて・・待って・・・すざ・・」 スザクは意地悪心が出たのか、首筋を舌でなぞった。 「ん・・・・」 「ルルーシュ感じちゃった?」 「うるさい・・。」 「真っ赤だよ。」 「!!!」 そんな事してる間にスザクはもうルルーシュの制服のボタンをはずし終わっていた。 「お前・・・いつの間・・」 「ルルーシュ隙がありすぎるんだよ。これじゃいつ襲われても分からないよ。」 「そんなモノ好きどこにいるんだ!」 「ここにいるじゃん。」 「わ!・・あ・・・んっ!」 開かれた上半身にスザクは吸い付く。 「なぁ・・・授業・・・いくん・・じゃ・・」 「え・・・・?何のこと?」 この野郎と悪態をつきながら、ルルーシュはスザクに与えられるキスに過敏に反応する。 「ルルーシュの肌っていつ見ても綺麗だね。」 「・・・ん・・・つ・・うるさい!」 満足しないスザクはルルーシュのズボンにまで手をかけた。 「おい!ここ学校・・・」 「誰もいないよ。だから大丈夫。」 「そんなわけ・・・」 スザクの手を止めようと腕に力を入れたが、それは叶うことがなかった。 下半身はあっと間に脱がされる。 「この馬鹿スザク。」 「僕はルルーシュのこととなると馬鹿になるんだよ。」 スザクは恥ずかしいことを平気でさらりと言いのけると、指をルルーシュの中に入れてくる。 「おい・・本気で・・」 「ここ脱がされてる時点でそうだよ。」 丹念に慣らそうとスザクは愛撫を続ける。 「ちょ・・・あ・・・スザク・・やめ・・・」 「ルルの”やめて”はきかないよ。」 誰が昼間から学校の屋上でこんな事をされなければいけないのか こんなことなら素直にすぐ戻るべきだとルルーシュは後悔した。 「こんなもんかな?」 「あ・・・は・・・あぁ・・・」 ルルーシュはすっかりスザクの指の感触にぐったりしている。 「ルルーシュ脱力するの早いよ。僕がまだなんだから・・。」 「え・・・ひゃ・・。」 下半身に痛みが走った。 「ルルーシュ力ぬいて・・」 「そんな・・無理だ。イキナリ・・・」 いつもだっただもって時間をかけて解いてくれる蕾も、今日は衝動的にかられよく解されていない。 この行為に慣れていないルルーシュから見れば苦痛意外の何者でもない。 「ルルーシュ大きく息吸って吐いて。」 とりあえずルルーシュはスザクの言うことをしてみるがあまり効果はなかった。」 「スザク・・・痛い・・・・。」 「ゴメン・・・ルルーシュ・・・」 「え・・・あ!・・・あぁぁ・・。」 スザクは夢中で腰を振る。 ルルーシュはあまりの圧迫感にしがみつく事しか出来なかった。 「ルルーシュ・・・好きだよ。」 「ばか・・・スザク・・・ん・・・はぁ・・あぁ・・・・」 「この馬鹿!!」 「痛い・・痛いってばルルーシュ。」 ルルーシュは終わった後すぐにスザクを殴り飛ばした。 「イキナリ襲ってくる奴があるか!」 「だってルルーシュのいい匂いがしたらそのままムラムラきちゃったんだもん。」 「な・・・」 正直すぎる言葉にルルーシュは絶句した。 よくもまぁこの男は問題発言が次から次へと出てくる。 「だからってな!イキナリ入れてくる奴があるか〜!」 「ちゃんと一回指で解した〜。」 「うるさい!恥ずかしい事をおおっぴろげに言うな〜!!!」 「わ〜・・ゴメンなさい。」 分厚い本で容赦無しにスザクの頭を叩く。 「痛いってばルルーシュ。」 「俺の痛みはこんなもんじゃない!」 「じゃぁ今度はちゃんと気持ちよくしてあげるから・・。」 「へ・・・」 「まだまだ放課後まで時間があるし・・。」 「ルルーシュのこの匂いって香水とかじゃなくてフェロモンだよね。駄目だよ。いつもこんなに撒き散らして。」 「・・・俺はもう戻る・・・授業・・。」 スザクはルルーシュに自分の雄を触らせる。 「ルルーシュのフェロモンでこんなになっちゃったんだから責任とってよ。」 満面の笑みで 第二ラウンド開始・・・ 「今度は時間かけてゆっくりしてあげるから・・。」 「いい・・・いらない・・・あん!」 「嘘つきだね。ルルは・・」 「いや・・・やぁ・・ん・・・。」 その後ルルーシュが解放されたのは、2時間後・・・ 放課後過ぎだった ----------------------END---------------------- 強制終了 スザルルって難しいです。っていうか男同士が難しいのよ! でも嵌ってしまったのは私。 練習を兼ねて短編短い話は難しいね。 スザクさんは恥ずかしいこと平気で言いそうですよね。 言葉攻めは彼にぴたり←死んでこい。 ルルーシュって普通にフェロモン撒き散らしてると思うのは私だけでしょうか? 気品と美貌と無自覚で出してるんですよ!! ・・・あ〜かきにくい ○話の派生・・・みたいな事ができたら一番いいんだけどな かける方々尊敬します。 そんな器用な事私はむりだ。 |
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