そんな貴方も大好きだから〜きっかけナルヒナVer〜



うずまきナルトがいう異性の名前はいつも「春野サクラ」だった。
日向ヒナタが密かに思っていた異性はうずまきナルトだった。


ヒナタはナルトが好きで、ナルトはサクラが好きで、サクラはサスケが好きだった。
一方通行な想い。
それでもお互いがお互いの想い人をずっと見続けていた。


時に気の利く言葉を言ってあげて好印象を与えたり




「ナルト君、、、サクラちゃんと同じ班になれてよかったね。」
「おっサンキューヒナタ!!」
コレはアカデミーで班が決まったとき言った言葉






「ナルト君は私から見れば誇り高き失敗者。そこから立ち向かっていく強さがある、、。
 そんな強さが本当の強さだと思うから、、ナルト君は凄いと思う。」
「サンキュー!ヒナタ!」
ナルトは後ろを向きながらこういった。
「お前って、暗くてウジウジしてて変な奴だと思ってたけど、、お前みたいな奴結構すきだってばよ。」



コレは中忍試験の本戦前、、偶然ナルトと会ったとき。



「!!!!!」



この言葉がヒナタを変えた。
まだ、思ってていいのかもしれない。
凄いって言われてヒナタは嬉しかった。



(私、、まだナルト君のこと好きでいいんだよね?)

本当に嬉しかった。
少しだけどナルトに一歩近づけたのだから、、。
だから、、サクラのことも応援できた。
少しだけ嫉妬というものがあったけど、、サクラはサスケのことしか見ていないとわかったので安心した。
















そんな一方通行な思いに終止符が打たれた。




サクラとサスケが付き合いはじけた。








ナルトが人知れず泣いていたのをヒナタは知っていた。










今日も演習場所の丸太のところでヒナタは修行してたがナルトがきた。
「ヒナタ!」
「ナルト君、、、。」
ナルトの目が赤かった。
泣いていたのだろう。


「ナルト君、、、その目、、」
「ヒナタも知ってるよな?サクラちゃんのこと、、」
「うん、、あのね、、ナルト君私、、」
「待った!!」
「!!」
「おれ、、ヒナタの気持ち、、知ってる、、。」
ナルトが先に言ってしまった。
ヒナタはこれから言われる言葉を覚悟していた。


「ヒナタの気持ちは知ってる。でも、俺はサクラちゃんが好きだってばよ。」
やはり予想どうりの言葉だった。
でも、、だからってちゃんと自分の言葉を言わなきゃ駄目だ。
ヒナタは同じかもしれないがちゃんとした自分の気持ちをナルトにぶつけた。




「私、、、ナルト君がサクラちゃんの事好きだってことは知ってる。」
「ヒナタ、、、。」
「デモね私、今のナルト君の気持ちわかる、、。私も同じだから、、辛いよね。」
「、、、、、」
「デモね、、私サクラちゃんを好きなナルト君を見てるのも好きだから、、ナルト君はやっぱり元気が無くちゃ、、」

もうコレで終りだ・・・
ヒナタは次に出てくるナルトの言葉をびくびくしながら待った。


「ヒナタ、、。」
「!」
ヒナタの予想とは裏腹にナルトはヒナタを抱きしめた。
「俺ってばヒナタの言葉にきちゃったてばよ、、。」
「ナルト君、、。」
「ヒナタは、、いつも俺の事見てくれたんだな、、。」
「うん、、、」
「いつもいつも、、ずっと、、」
「みてた、、ナルト君のこと好きだから、、。」
ヒナタは泣き出してしまった。
ナルトが今凄い近くに居る、、夢ではないのだ。
「ありがとうヒナタ。俺ってば、馬鹿だな、、、、。」
「ナルト君、、。」
「こんなに近くに俺だけの事見てくれる女の子知ってたのに、、他の子に夢中で、、未練たらたらで、、」
「そんな事無いよ、、。それはそれほど好きだったって証拠だもん、、。」
「もういいからヒナタ、、。」

ナルトはヒナタを自分の腕の中にぐっと寄せた。
ヒナタは自分の体でも収まるほどの小ささで愛しかった。



「こんな俺ってば馬鹿で、、どうしようもないくらい落ち着き無くて、、ドジだけど、、」
「うん、、。」
「お願いだから愛想つかないで欲しいってばよ、、。」
「それは絶対なよ、、。ナルト君、、だ、、、だい、、大好き、、。」
「ありがとうってばよヒナタ。俺もヒナタの事好きになったってばよ、、。」




想いって伝わるんだね。
ずっとずっと忘れないよ。
やっと、、、好きだって言えた。
相手も、、、自分のことを好きって言ってくれた。
ありがとう、、。
ありがとう。







「ナルト君、、」
「ヒナタ、、」







「好きだってばよ、、。ヒナタ」
「ナルト君、、、私も、、。」








-----------------END-----------------

座談会での話を小説にしました。
全カップル描きます。
初めはナルヒナです。
サクラ受け以外のカップリングだったらナルヒナが好きです。
ヒナタはぜひナルトと幸せになって欲しいです。
さて次はシカいのです。
シカいのやりやすそうで難しそうです。




BACK