意識の瞬間〜シカいのVer〜



木の葉の猪鹿蝶トリオというのは有名だった。
マスマ第十班の下忍ルーキーがまさにそのトリオだった。

親世代からそのトリオは有名だ。
子供にもその期待が高まる。
親から受け継がれている秘伝の術を持ち任務をこなしていた。

猪・山中家 鹿・奈良家 蝶・秋道家の三家


でも1つだけ親世代と違う事があった。
そのトリオの中に女の子が居た。
猪の山中家
山中いの

全世代は男だけだったので気を使う事も無かった。


女が居るとやはり違う。
それを説明するのは難しいが、、、



3人親同士も親しかったため、いの・シカマル・チョウジは幼馴染だった。
いのは活発でリーダー的存在
シカマルは頭は切れるがめんどくさがり
チョウジは超がつくほど食いしん坊





シカマルにとって身近な異性はいのだった。
女なんてめんどくさいなんて考えていたが違うときもある。
時々、、こいつ可愛い奴だななんて思うときがあった。
いのはそれを知らない。
なぜならいのはアカデミーのNO.1うちはサスケの事が好きだったからだ。
別にシカマルもいののことはただの幼馴染と思っていたのでどうでもよかった。

いのがサスケの話をしてても苦ではないしどうでもいい。
いのが笑って楽しく話が出来るのだからそれはそれでよかった。
まだ、そのときはまだ二人は幼かった。



時がたつにつれて成長していく、、今思春期が始まろうとしている年齢。






今になって気づく
相手は女で自分は男なのだ。
体格が違う。力も違う。体力も違う。



ふとしたときの仕草にシカマルはいのの事を女として意識した。
いつも、うるさいようで恐いときもあるが、、触れてみたとき全然違った。
いのが心転身の術を使うとき体はシカマルが支える。

暫くぶりだった。
支えているいのの体は柔らかくて力を入れたら簡単に壊れそうなほどだった。
いつも、わがままで恐いほど強気の癖して
「、、、、こいつやっぱり女なんだな、、。」


それから、、きっかけ、、、、





いのもまた然り


いつもめんどくさいといっているシカマルだが
班を組んでみてわかった。
いざという時に凄く頭が切れて頼りになる。
その真剣な目つき普段とは全然違う。
そのギャップがいのの心をドキドキさせた。

「シカマルって、、ちょっとカッコいい時あるのね、、。」









「チョウジは今日風邪で休みだからな。」
アスマはタバコをふかしながら能天気に言った。
「「はぁ??」」

その日たまたまチョウジが風邪を引いていのとシカマルの二人だけで任務をやる日があった。




「いの、、持ってやるよ、、。」
「あっありがとう。シカマル。」
シカマルはいのの荷物を持ってやった。
二人だけの任務、、二人とも“異性”と意識し始めたばかりで会話が無い。
「どうしたんだ?いつも騒がしいのに?」
アスマが不思議がるのも無理は無いが二人が赤面しているのを見て少しわかるような気がした。
(ああ、、そういうことか、、じゃあお邪魔虫は消えるか、、)


「ああ、俺急用思い出した。任務は草むしりだからお前達がやれ」
「「はあ?」」
アスマはすぐ消えてしまった。
「もう!!何なのよ!!」」
「おい!いの落ち着け」




草むしりをしている間もあまり会話が無かった。















「チョウジの見舞い・・・いのも行くか?」
シカマルはいのを誘った。
「そうね、、、何か食べ物持ってったほうがいいんじゃな?」
「そうだな、、。」


また際が途切れた。
何を話したらいいかわからない。
つい最近までそんな事考えなくてよかったのに、、。


空は綺麗な夕焼けだった。


二人で小道を歩く。




シカマルはいのを見る。
いつものいのだった。
変わった所は無い、、。



いのはシカマルを見る
いつのもシカマルだった。
変わった所は無い、、。


「「ねえ(なあ)」」

「シカマルどうぞ先」
「いや、、お前先言えよ」


「「あのさ、、」」


「「、、、、、、、、、、」」



暫く沈黙が続く





「おい、、いの」
先に破ったのはシカマルだった。
「なに?」
先に行っていたいのは振り返ってシカマルを見た。
「一回しか言わないからな、、、。」
「うん。」



一呼吸おいた。



「いつも、、いつもめんどくせえなんていってるけどな、、俺はお前の事好きだから、、。」
「シカマル、、。」


それはいのも同じだった。
いつの間にか好きな人がサスケからシカマルに変わっていた。
(マジかであんなカッコいい所見せられちゃね、、当たり前か、、)


「うん!!」


いのはシカマルに抱きついた。
「お、、おい!」
「いいじゃない!私のこと好きなんでしょ?」
「、、、、、。」
いのはシカマルの腕をかけた。
「コレでチョウジの家にいくのか?」
「当たり前よ!」




(まあよしとしよう。)
シカマルは心の中で笑った。


「ねえ?なんでいのとシカマル顔赤いの?」

とチョウジから突っ込みを食らったのは言うまでも無い




---------------END---------------

きっかけシカいの。
シカいのって難しい!!
って思うのは私だけ?難しいのよ私には
10班のキャラクターを自分なりに理解してないせいもあるからでしょうが、、
ここは、サクラ中心だしシカいの好きだって人来てるのかな?ここ

次はネジテン
また難題(だったら描くなって感じですね)
頑張ります。



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