ピアニシモで抱きしめて




最近、サクラがサスケを誘うことが減った
任務があるといつも
「一緒に帰ろう」
「今度デートしない?」
とかいって誘ってくるのだが、、、、

「じゃあね!サスケ君、ナルト、カカシ先生」
一目散に走って帰っていく



別にたいしたことではなかったが、サスケは少し気になった

「サクラちゃん、最近すぐ帰っちゃうよなー」

前にナルトがサクラの後を付けたことがあったが、
すぐ見破られてしまった





特に知りたいわけでもなかったが、いきなりコロッと態度が180度変わってしまったら
それはそれで気になる




次の任務の帰り、サスケはサクラのことをつける事にした。
気付かれていないようだ
サクラはのんきに鼻歌なんかを歌っている




---------------サクラお前、、本当に忍なのか?-----------------



サクラの鈍さを見ててついそんなことを思ってしまった。

「まったく、、、」
サスケは呆れた

「注意散漫だな気付いてもおかしくないぞコレくらいなら、、、、」





「、、、、!!!!」
気が付くとサクラの姿がどこにもなかった
見失ったか?
油断していた それとも気付かれたか?











まあまた、次にでも探せば良い
帰ろうとしたときだった


「おぅ サクラちゃん」
「こんにちは」
「今日も来たのかい?好きだねー」
「はい!!大好きなんです!!」
「まぁ、こっちとしてもイイアピールになるから好きなとき好きなだけひきな」
「ありがとうございます。」




サクラの声がしたのは野外舞台だった
そこにグランドピアノ
サクラがそこのピアノの椅子に座った




それを待ち構えていたかのように、人が集まりだした。



拍手がなりピアノを弾き始める


聞こえるのは透明な旋律と澄んだ声

なるほどサクラはいつもここでピアノを弾いていたのか、、、
声につられて何人もの人が集まってくる


バラード ジャズ ポップ サクラはピアノを引き続ける
いつしかサスケもそのメロディーに聞き入っていた


















ああ、なんて優しい歌声なんだろう


暫く続いたサクラの演奏は幕を閉じた


「おい!サクラ」
「えっ」







「お前いつもここで歌ってんのか?」
「うん、、一回ここで唄ってたらなんか好評で、、それからずっと、、、」

帰り道、サスケはサクラを呼び止めて今一緒にかえっている


「お前、、歌うまいな、、、」
「えっ?そうかな?、、なんかサスケ君に言われると嬉しいな、、、」
「、、、、、、、、、」
「じゃあ今度、サスケ君のために何か唄ってあげるね!」
「、、、、分かった、、、」

言うのも悔しいがサクラの唄に浸ってしまったの事実素直に喜んだ
「待っててね! どんな感じの今日がいいかなー?」


「何でもいい、、、、」
「まっ、できたら速攻聞かせてあげるから!!」
「ああ、楽しみにしてる」
「じゃあ私こっちだから、、じゃあねサスケ君!!」
 

サクラはうきうきしながら走って帰っていった。








聞き入ってしまったのは事実
魅入ってしまったには事実
「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、」




サスケもどんなできになるのか楽しみでならなかった



あの優しい歌声と流れるメロディーに、、、







---------------END-------------------




、、、なんか変な出来だな、、、、、
とにかく変
しかも微妙に続きます、、、(笑)
書きたかったのは野外コンサートをするサクラ




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