優しさの温もり〜きっかけネジテンVer〜 初めからこんなつもりじゃなかった。 ネジと一緒に組み手をするようになったのも自分が頑張ったから。 勝てないけど、、ネジのいい相手にはなっている。 テンテンにとってもいい目標相手だった。 昨年のNO.1ルーキー日向ネジ ネジには誰にもいえなかったいや、ごく一部の人しかわからない闇があった。 それは、自分の一族と深く関係する事だった。 ネジは分家の人間だった。 宗家と分家昔からいろいろと因縁があった。 その事はテンテンはあまり知らなかった。 わかる事は、それでネジが苦しんでいるって事だけだった。 ネジ自身気づいてなかったが、時々苦しそうな表情をする。 テンテンは気づいていた。 ネジはきっと籠の中の鳥で、、、周りは空なのだろう。 それは一瞬の事なのでよくネジを見ていたテンテンにしかわからない。 本当にほんの一瞬 多分、、それが今のネジの心の中の顔なんだろう。 不思議とテンテンはそんな事を思った。 「はあはあ、、凄いじゃない!ネジ!今の技絶対どんな攻撃も受けないわよ!」 「ああ、、、くうう!!」 「ネジ!!」 チャクラを使い果たしてネジが倒れた。 ふと、ネジの額あてがとれた。 「!!」 テンテンは初めてみた。 ネジの額にあった呪印みたいな刻印、、。 宗家に与えられたものだと瞬時にわかった。 何でそんなにムキになるんだろう? その時テンテンはまだ、ネジの事情を知らなかった。 テンテンはネジを家に運んだ。 ネジは布団の上で静かに寝ていた。 もう帰ろうと持った矢先、 「テンテン、、」 「ネジ、気がついたの?」 「ああ、、すまなかったな。」 「いいのよ、、」 ふと、おでこに目線がいってしまう。 ネジもそれには気がついていた。 「これ、、お前には話していい、、」 「嘘よ、、そんな、、。」 「信じたくないが本当だ。」 「でも、、」 「だから俺は宗家を憎む、、これからも、、、ずっと、、。」 だから、ネジはあんな辛そうな顔をしていたのだ。 テンテンはわかったような気がした。 それで、、本当にいいのかはテンテンにはわからない自分は血継限界などない 血継限界はいままでただ凄いと思った事しかなかったが、裏ではこんなにも血塗られているなんて 知らなかった。 うちはといい日向といい優秀なほどいやな事しか起きないのか? それからテンテンはネジと一緒に居ることが増えた。 修行もそうだがそれ以外での時間も一緒に居る。 1つの感情が芽生えた。 ネジを救ってあげたかった。 でも、今のままでは駄目、きっと私では駄目だ。 根本的なものがあるから、、それを救ってくれたのはテンテンでも日向宗家の人間でもガイでもなかった。 一人の落ちこぼれの下忍うずまきナルト。 ナルトの言葉がネジを変えた。 中忍試験本戦、ネジの試合が終わったあとテンテンはネジがいる部屋に行った。 丁度、日向ヒアシが出てきた所だった。 「こんにちは。」 「ああ、、こんにちは。ネジなら居るよ。」 「ありがとうございます。」 「ネジ、、、大丈夫?」 「テンテン、、」 ネジの顔は何か吹っ切れたような様子だった。 「、、、私、、。」 「もういいんだテンテン、、心配してくれたんだろ?」 「ネジ、、、」 「おっ、、おい!テンテン!!」 ネジの顔が赤くなっているのを気にしないでテンテンはネジを抱き寄せた。 「、、、辛かったよね?小さい頃からずっと、、」 「でも、もういいんだ。わかったから、、俺も、、」 「うん、、。」 「お前はずっと心配しているのは知っていた。、、、、ありがとう。」 「ネジ、、!!」 それは一瞬だった。 お互いの唇が触れた。 「テンテン、、。」 「うふふ、、これからもよろしくね。」 「ああ、、」 今度はネジのほうから、、長く深いものを、、、、 優しさに触れた。 温もりに触れた。 ありがとう。 そしてこれからも、、、、。 父上、、今日は鳥がよく飛んでいます。 気持ちよさそうに、、、 -----------------END----------------- ネジテンは難しい(前からそればっかり) たぶん最初で最後のネジテンだと思われる。 個人的にネジテンは好きです。 リーテンよりネジテンが好きです。 あの二人の事見てると恋人同士?って思うような所がちらほら だからネジテン(意味不明) 最後はサスサクです。 しかも、サスサクは裏(爆) |
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