引き裂こうとする者と引き裂かれる者






大蛇丸は気まぐれで木の葉の里に来ていた。
サスケの里抜け後の木の葉、、大蛇丸は優越感に浸りながら機嫌が良かった。
何しろ待ちに待ったサスケが、自分の元に力を求めて来たのだから。
そう思うと、笑いが止まらない。
もうサスケは自分のもの、、、後で思いどうりに成長した後貰い受ける体なのだから。


しかし、腑に落ちない点が1つあった。
復讐に殺意に満ち溢れてすさんだすばらしい瞳をしているサスケだが、
時々、信じられないくらい澄んだ目をする。
その時は、たいていある1つの事をしていた。
声には出していないが、口だけ動かしてこう呟く


----------サクラ----------


サクラ、、
「ああ、あの小娘ね。」
死の森でサスケに呪印を施したときそばにいた少女
「、、なるほどね、、、。」

大蛇丸の見つめる視線の先には
桜色の髪をしたはつらつとした少女
「今後の計画のために死んでもらうわよ。」
ゆがんだ笑みを浮かべた。

















家に帰る途中サクラは変な視線を感じた。
周りを見回しても誰もいない。
きっと、気配を消して観察されたいるのだ。
「誰?」
「くすくす、、私よ。」

横から声がした。
そのものはサクラにとっては2度と会いたくない者だった。
「大蛇丸、、!!」
「あら、覚えててくれたの?光栄ね。」
ゆがんだ笑みを浮かべて大蛇丸は髪をかき上げた。
「何しに来たのよ。」
「邪魔者を消しに来たの。」
「、、誰、、?、、ナルト、、?」
「そうね、、ナルト君もそうだけど、、一番消したいのは、、」
「!!」

「貴女なの」

「!!」

気づいたらもう大蛇丸はサクラの背後へと移動していた。
「私だってアンタには消えてもらいたいわ!!サスケ君を返してよ!!」
「いやよ。」


「サスケ君は、もう私のもの返さないわ。」
「ぐっ!!」
大蛇丸はサクラのうなじにゆっくり言葉を紡いだ。
サクラは背筋がゾクッテする。
その瞬間両手の自由を奪われ宙に浮いた。
「デモね、、1つ気に入らない点があるのよ。」
「、、、、、。」
その顔はとても殺気を帯びていて自分に向けられているようだった。
「サスケ君ね、、時々貴女の名前を呼ぶのよ。」
「それが、、何だって言うのよ!」
「ふふふ。サスケ君は将来私の世継になってもらわないと困るの。
 そんな、優しい顔れると困るのよ。」
「、、、、、、。」
大蛇丸はサクラの首筋を長い舌でなめる。
その感触がサクラには気持ち悪くてしょうがない。
「やあ、、。」
「、、、、、死んでもらうわよ、、。」
「放して!!」




「お前への想いがサスケ君を木の葉の忍でいさせるのよ。不愉快きわまりないわ。」




サクラは死の覚悟をした。
目を瞑り静かに、、、、


しかし、何時まで経っても大蛇丸は何もしてこなかった。
恐る恐る目を開けてみた。

大蛇丸はサクラの髪の毛を触っていた。
「珍しい髪の色ね、、私も欲しいわ。」
「、、、」
うっすらと笑っているのが不気味だった。
「気が変わったわ。とりあえず生かしておいてあげるわ、、。」
大蛇丸はサクラのおでこに口付ける。
「なっ!!」
「今日はコレで許してあげるわ。せれじゃあね。」
そういって、大蛇丸は消えていった。


サクラはゆっくり地面に座り安堵の息を吐いた。
















「私としたことがらしくないわね。」
大蛇丸は遠くからサクラのことを観察していた。
「いいんですか?大蛇丸様このままで、、」
横にカブトもいる。
「いいのよ。気に入ったわあの桜髪、、私も欲しいわ。」
「一種の余興ですか?」
「そうともいうわね。サスケ君を手に入れたことだし、、、、、」
大蛇丸はサクラを見つめ不気味な笑いをした。




「サスケ君は体を手に入れて、、あの娘はそうね、、、」

「なんですか、、?」


「私の慰み者かしら、、」





成熟したらさぞかし美しくなるだろう
そうなったらもう、、、、


「二つとも、、私のものだ、、、」









---------------END---------------


大蛇サク同盟へのささげもの
さりげなくサス→←サク←大蛇(笑)

すみません!!

これ、自分では 大蛇サクのつもりです。

ちなみに、これから考えている連載の番外編だったり、、(死)
なんてものを、、
変なささげのもして申し訳ございません

書き逃げします。探さないでください




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