娘のサラ
息子のルカ
お母さんのククール
お父さんのマルチェロ


私たち、幸せ家族です。


素敵なマルチェロ一家 その2



あれはいつだったが・・・



もう子供が2〜3才と時だったとおもう。


サラがこんなことを聞いてきた。


「ねえ、パパ。へァコンタクトって何?」



マルチェロはヘァコンタクトと言うものが聞いたことが無く変わらなかった。

しかし、子供の前でカッコワルところは見せられない。


”ヘアコンタクトというのはなんだ”
”聞いたことないぞ”


「パパ〜?」


そんなマルチェロの心もしらずにサラはマルチェロの口から答えが出るのを待っている。




「〜〜とそうだな・・・。サラ・・・コンタクトレンズというものはしっているか?」
「うん。お目目にいれるやつでしょ?」

「・・・そうだ。それは目の悪い人がつけるものでな。
 ヘァコンタクトも同様だ。髪の悪い人がつけるものであろう。」



いろいろ推理をして説明したが、あっていましたよ。
マルチェロさん。



「そうなんだ。」
「ははは。。。」


「さっきね、ママがパパにヘァコンタクトいいな〜っていってたよ。」


「?!」

「ママがね、ヘアコンタクトは丈夫だからひっぱても抜けないしいいかも〜って言ってた」


娘がそんなことを言って、マルチェロは一気に脱力をした。
どうやら自分が娘に向かっていった答えはあっていたらしい。

でも、腑に落ちない。


”どういうことだ?ククール”




しばらく、マルチェロが冷たい態度をとるのが理解できないククールがいたというのは
また内緒の話・・・









もう子供達もすっかり大きくなった日のことであります。







しんしんと夜の音は鳴り響く。


ルカとサラはもう寝ていて、マルチェロはククールはテーブルであったかい紅茶を呑んでいました。

「ルカもサラもすっかり大きくなったな。」
「そうね。あの頃がとてもなつかしいわ。」


マルチェロは立ち上がり、ククールの腕をつかみ立ち上がらせた。

「そういえば、最近はずっと子供達の世話や仕事ばかりでゆっくりお前と話すこともなくなったな。」
「マルチェロ・・」

ククールはマルチェロのそんな言葉に感激して、胸の中にうずくまった。

「そういえば、ゆっくり二人の時間を作ること・・・なかったわね。」
「そうだな・・。」


ゆっくりゆっくりと、口と口が近づくのがわかった。
しかし、ほんの寸前のそのとき・・・



「パパー。」
「ママー」




ばん!!!!!





ククールは離れようとして、マルチェロの顔をたたいてしまった。


二人はどうやら、一回目が覚めて寝付けなくなったらしい。
「どうしたの?」
ククールも笑顔ながらに内心ハラハラだった。
後ろではマルチェロは必死で、痛みを耐えていた。


「「眠れない〜」」

「あ・・・あらら。じゃぁあったかいミルクでも入れるわ。」

ククールは子供をなだめて、ミルクをたため始めた。








その後、必死になってマルチェロの機嫌をとるククールがいた。


その夜はすごかったらしい。
2〜3日ククールは動けなかったとか・・・・・





下品にておわる。

*完*



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