黒猫騒動 後編 クラブハウスに着くと、ルルーシュの部屋に入る。 「スザク・・・・さっきは・・・あり・・・・。」 「・・・で、君は一体どこまであいつに触らせたの?」 「え・・・・」 スザクは怒っていた。 こんな苛立っている彼を見るのは初めてだった。 「聞いてるんだよ?僕は・・・」 「なんで・・・そんな事・・・」 ハッキリいって訳が分からない。 助けてくれたのは感謝している、でも何でそんなことまでスザクに言わなくてはいけないのか? こんなこと恥ずかしくていえる訳がない。 「なに・・・もうそれともヤられちゃったの?気持ちよかった?」 「な・・・そんな事してない!!」 誤解をされるのは真っ平だ。 ルルーシュは即座に否定をする。 「じゃぁ、どこまで許したの?その首とか鎖骨とか・・・胸も触らせたの?それ以上のところも遊ばれた?」 「な・・・なんでそんな事スザクに言わなきゃいけないの?!」 「ルルーシュ、質問に答えてくれる。」 ルルーシュは今ベッドの上に組み敷かれていた。 凄まじいスザクの瞳の強さにルルーシュは怯えている。 怖い・・・。 「ここ・・・濡れてるね。もしかしてルルーシュも満更でもなかった?」 スザクの指がルルーシュの秘部に触れる。 これじゃ・・・さっきのクラスメイトのしている事と同じだ。 「スザク・・・こわ・・い。」 「ルルーシュ!!」 「いや・・・やぁぁ!!」 ルルーシュは恐怖に当てられて混乱している。 さっきの受けていた事と重なっている。 フラッシュバックする光景。 スザクがクラスメイトの男と重なる。 ギラギラした瞳と強すぎる腕力に絶つ術はない。 「わ・・・い・・・スザク・・・。」 「・・ルル・・・」 ルルーシュの様子が変わり、スザクも我に返った。 でも腕はそのまま力任せに掴んでいる。 ルルーシュはすっかり怯えきっていた。 「やだ・・・いや・・・助けて・・・スザク・・・スザ・・ク。」 「ルルーシュ・・・僕は・・」 「いや!!やめ!・・・放して・・・」 ルルーシュは混乱状態に陥っている。 普段の彼女の力とは比べ物にならないの力加減にスザクは驚いた。 「ルルーシュ・・・落ち着いて・・。」 「いや・・スザク!!スザク・・助けて!!いやぁ!」 ルルーシュは先程の事と今をおき違えているのだろう。 それはスザクにもすぐに分かった。 「僕は・・・ここに・・・」 「違う!お前なんか・・・!!」 「ルル・・・・」 自分を否定されたような気がした。 まさかルルーシュからそんな言葉が返ってくるとはスザクは思わなかったのである。 「あんな・・・あんな男と同じ事・・・スザクはしない!!」 「・・・!」 あぁそうかとスザクは理解した。 こんな脅して押し倒して・・・これじゃ仕方ないなとスザクは笑った。 それでもルルーシュの腕を解かないスザクは、ルルーシュを見る。 腕の中で暴れて、自分を否定して、未だなお助けを求めていた。 そんなルルーシュをスザクは、包みこむ様に抱きしめて、自分の体を下にルルーシュが上に来るように体勢を変えた。 「ごめんね・・・ルルーシュ・・。怖かったね。」 「・・ふ・・・ふぇ・・・あぁ・・・ス・・ザ・・・。」 「大丈夫。もう何もしないよ。」 スサクはルルーシュの背中を優しくポンポンと叩いた。 いつものスザクの優しい瞳に戻ると、ルルーシュは急に泣き始めた。 「ぁ・・・ヒック・・・ぁう・・・スザク・・・怖かった・・・よ・・」 「うん・・・。」 「初めは・・・ただ・・お昼だから食べ物・・・もらった・・。」 ルルーシュは心を開き始めたのか、そのときの状況を放し始めた。 スザクは初めから優しくすればよかったと後悔した。 そうしたら、ルルーシュもこんなに癇癪を起こすこともなかっただろう。 「・・・な・・かいちょ・・が・・ゲーム・・だ・・って言ってて・・・」 そう、この一連の原因はミレイの言い出した一言だった。 ルルーシュが逃げたことを知ったミレイはそうはさせないといわんばかりに ネコミミ祭りに追加でとんでもない放送を校舎に流したのだ。 『こちら生徒会長のミレイ・アッシュフォードです。今からゲームを始めます。 黒猫を捕まえなさい!黒猫になったている生徒会副会長よ!見つけた人は一日その黒猫好きにしていいわよ!以上』 全校生徒の黄色い声と、地鳴りのような声が響いたのである。 そう・・・これさえなければ、スザクは一日ネコ姿のルルーシュを思う存分見ることが出来ただろうと思っていた。 「・・・あいつ・・・はじめ・・・なで・・す・・だけ・・・だった・・いった・・」 なんかスザクは無性に腹が立ってきた。 これ以上聞きたくないというように、スザクはルルーシュの唇を塞いだ。 勿論舌も侵入させて、唾液の絡むおとが響く。 「ん・・・つ・・・」 「これ以上はルルーシュも思い出したくないでしょ?」 もういいよ。とまた体勢を反転させた。 「忘れさせてあげる・・。」 「スザ・・ク・・・あん!!」 首筋に息を吹きかけられた。 手はそのまま下にいき、前のファスナーをおろす。 「や・・・ん!!」 「こんな格好してる。ルルーシュがいけないんだよ。」 そんな格好じゃ”襲ってくさい”って言ってるようなものなんだから 「ふ・・・ふぁ・・・あ・・・あぁ・・」 スザクの大きな手がルルーシュの体を弄ぶ。 ファスナーをおろしたところから、形のいい膨らみが顔をだす。 「え・・・ルルーシュ・・下着つけてないの?」 「な・・!!」 背中が丸あきものだったため、つけられなかったのだろう。 「・・・ルルーシュ。駄目だよ。そんなことして誘っちゃ・・。」 「や・・・誘ってなんか・・・」 「・・十分誘ってるよ。」 スザクの手が胸の飾りを指の先で刺激した。 「あん!!」 「ここいじられるの好き?」 「や・・・」 「たってるよ・・ここ・・。」 「あぁ・・・ああ・・!!」 優しくつまむとルルーシュは甲高い声を上げた。 唇は肩に、鎖骨に胸元に我が物と主張するかのように印をつけていった。 足がバタバタと動かすルルーシュに今度は、太ももを掴む。 「あ・・・!!」 「・・・ルルーシュ。ここ触られてたよね。」 丁度、スザクが来たとき肩と太ももが手についているのをスザクは見た。 体勢はどう見ても、これから・・・・本当に危なかったのである。 「一歩遅かったら大変なことになってたんだよ。」 「う・・・ふ・・。」 足を大きく広げられて、下着を脱がさないで上から指で刺激した。 「あ・・・はぁ・・・」 「すごいね。下着まで濡れてる。ぐしょぐしょ・・」 「やぁ・・いうな・・・!」 「嫌だね。」 「!」 下着越しに一番感じる箇所を指で押した。 「あぁん!」 ルルーシュはさっきとはまるで違う声質を出して鳴いた。 「ここ感じるんだ。」 スザクはそこを重点的に攻める。 「あ・・・あぁ・・ヤダ・・」 ルルーシュは抵抗しているつもりなのか、スザクの肩をバシバシと叩いている。 スザクにとってこんなものは、少しくすぐったい程度だ。 「ルルーシュ駄目じゃないか。そんな事しちゃ・・」 「だ・・だったら・・やめ・・」 「それも駄目。」 スザクは、ルルーシュのスカートの後ろについていた尻尾を取りソレをルルーシュの腕を縛る。 「な・・・・・。」 「聞き分けのない子猫は躾が必要だからね。」 笑った顔でサラリとスザクは言った。 「解いてよ。」 「駄目・・・躾兼お仕置き。」 「な・・・」 スザクは着ていたシャツを脱いだ。 ルルーシュは一生懸命腕の戒めを解こうとするが、硬く結ばれているため緩みもしない。 「駄目だよ。ちゃんとしたやり方で縛ってるからルルーシュには解けないよ。」 「ぐ・・・!」 ルルーシュはスザクを睨んだが、逆にスザクを煽る形となってしまった。 両膝をもって大きく開かせた。 「な・・・スザク・・やめ・・・こんな格好・・・」 スザクは何かをすることなく、ただ見ているだけだ。 そんな事されると、かえってもっと恥ずかしくなる。 「スザ・・・・ね・・・やめ・・・閉じたい・・。」 「・・・え・・駄目だよ。ルルーシュ。せっかくいい眺めなのに・・。」 「ゃぁ・・・・」 羞恥のあまり涙が出てくる。 「おねが・・・い・・・やだ・・・ヒック・・。」 「・・・ルール?・・・本当に君って可愛いよね。」 スサクの手がルルーシュから離れた。 安堵したルルーシュだったが、それはスザクが下着を脱がすために行ったことだった。 「あ・・・やだ!」 「・・ごめんね。ルルーシュ・・・僕今すごい興奮してるんだよ。その姿を見た瞬間からね。」 「な・・・あぁぁ!!」 スザクはルルーシュの中へと入ってくる。 「・・・いや・・・イタ・・・ひ・・・」 「キツ・・・ルルーシュ・・・力抜いてよ・・」 「馬鹿・・・スザ・・・あぁ・・・痛い・・・あ・・・」 了解もなしに入った蜜壷は、受け入れる準備も整ってなかったため侵入を拒むかのように狭い。 「ルルーシュの中はいつも狭いね。」 「馬鹿・・・スザクの・・・ば・・・かぁ・・・あ・・・」 「はいはい・・・僕は馬鹿ですよ。・・つ・・。」 それでもスザクは今更やめるわけにもいかなく、ゆっくり動き始めた。 濡れているから大丈夫だろうと思っていたが、やはり無理があった。 狭すぎてこちらがきつい程だった。 ルルーシュは未だに腕を解こうと、必死に腕をいろんな方向に動かしていた。 「ルルーシュさっき言ったこと分からない?ちゃんと解けない結び方してるから無駄だよ。」 「いや・・・はぁ・・・あ・・。」 もうルルーシュにはこんなこと聞こえていない。 スザクから与えられる熱に、必死に逃れようとしているのだから。 そんな姿をみえいっそうスザクの欲情を煽っているのにルルーシュは気づかない。 「ルルーシュ・・・」 本当にまずいと思った。 スザクは痛がっていたルルーシュを初めは気遣うように、なるべく優しくしているつもりだったが こんなルルーシュの顔を見てしまえば、もう理性なんてとんでしまう。 「あ・・・いあやぁぁぁあ!!・・・痛い!!・・・いたぁ・・・あぁ・・・」 余裕なんかスザクにはない。 己の欲を満たすだけに腰を振る。 「あぁ・・・ルルーシュ・・。」 「・・はぁ・・・あ・・・ぁぁあ!!・・・や・・ん・・!」 腕の中で必死に絶えているルルーシュをスザクはとても綺麗だと思った。 生理的に流れる涙も、上気した頬も、艶やかな唇も 今は全部スザクのものだ。 結合部からは卑猥な音が響く。 それに便乗するかのように、ルルーシュの喘ぎ声も木霊する。 「・・・あ・・・ん・・・んぁ・・!!」 「・・ルル・・・」 「ス・・ザ・・ク・・!!あん!」 そろそろ絶頂を迎えそうなのか、スザクはルルーシュの耳元で囁いた。 「ルルーシュ・・。」 「ス・・・・ん!!」 ルルーシュも声を返したがったが、スザクに唇を塞がれた。 ルルーシュの体がビクビクとしているのが分かる。 「ルルーシュ・・・好きだよ。」 「あぁぁぁ!!・・スザ・・・ク・・・・・あ・・た・・しも・・」 「・・・ルル・・!!」 ルルーシュは自分の中で何かが動いたと感じた。 スザクが達したのだろう。 さっきとは違う熱が、ルルーシュの中をまわっている。 スザクは大きな呼吸をし終わった後、ルルーシュの胸の中に顔を埋めた。 「ルルーシュ・・・ほら制服。会長さんから返してもらったよ。」 スザクはルルーシュがぐったりして、動けない代わりにルルーシュの制服を取りに言ったのである。 ミレイは何もかも見透かされていたみたいで 『で、黒猫ルルちゃんのお味はどうだった?』 と聞かれてしまい。返答に困った。 こんな事ルルーシュには言わないが、明日になればルルーシュにも同じ事を言うだろう。 ルルーシュは体を起き上がらせて制服を受け取った。 「スザク・・・・」 「何?ルルーシュ・・。」 「何であんな怖いことしたんだ?」 ルルーシュの言ってるのは初めの事だろう。 後ろに黒いオーラを放ちながら、ルルーシュに迫った時だろう。 「・・・ゴメン。ルルーシュ・・・でも自分の好きな女の子が他の男に襲われてたら・・みんなああなると思うよ。」 「・・・。」 「要するに、僕はルルーシュが好きすぎて、君の事となると周りが見えなくなるんだよ。」 爽やかすぎる笑顔でそんなことを、あっけらかんと言うスザクにルルーシュは枕を投げつけた。 「わ!危ないよ。ルルーシュ!!」 「この・・・馬鹿!!」 「馬鹿じゃないよ。ルルーシュ・・。で、そんな元気があるなら・・・」 「え・・・」 ルルーシュは墓穴を掘ったことを悟ったが、時既に遅し。 「もう一回しようか?さっきはちょっと強引だったから今度はちゃんと気持ちよくしてあげる。」 「い・・・いい・・・いやだ。」 「遠慮しないで?ルルーシュ。」 絶対零度の笑顔の前では、さすがのルルーシュも対抗できる術がない。 「いやぁぁぁぁぁ!!」 次の日、ルルーシュは学校を休み、やたら機嫌のいいスザクがいた。 ---------------------END--------------------- あれ・・・?一話で終わらせるつもりが前後編とながくなってしまいました。 かきたかったのはネコミミルルーシュに興奮するスザク君。 イラストとかいてて急に浮かんだので、一気にかいてみたらこうなりました。 はじめは他人に襲われる設定はなかったのですが、あったら面白いかも・・・ かんて思ったらこうなりました。 ゴメンよルルちゃん。 しかも概に二人はデキあがってる感じの設定になってたり(爆) |
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