繰り返す過ち  〜続編その後の愚者達〜



「サクラ・・・・ごめん。俺がもっと早く着ていれば・・・。」
弱弱しく泣いているサクラをサスケはそっと抱きしめた。


「ヒック・・・・っつ・・・・・」

サクラはサスケにしがみついてただ涙を流すだけだった。

サクラの体には精液がついていて、紅い痕がいくつも残っている。
気持ち悪いだろうに・・・
サスケは見ていて痛々しかった。


サスケは自分の服をサクラに着せ、サクラを服を拾った。
「サクラ、いったん俺の家に行こう。」
「いや!!」
きっとサクラは“サスケ”がいるかもしれないから行きたくないのだろう。

「大丈夫だ。もうあいつはいないから・・・」

「ほんとに?」
「大丈夫だ。あいつ今日帰るって言ってた。最後にしておきたいことがきっと・・・・。」
サスケはそれ以上口にするのをやめた。
今の現状を見ればわかることだから・・・・・



サクラを・・・・・・・・


「サクラ・・・とりあえず帰ろう・・体・・・綺麗にしなきゃ・・・。」
サスケはサクラをいったん自分の家に連れて行った。






何日かぶりに木の葉に帰ってきた。
“サスケ”は綱手の元へ行くことにした。
術は大成功だったと報告しに行かなければいけない。



「火影はいるか?」

「サスケ!!遅いぞ!!何日たったと思ってるんだ!」

帰りを今か今かと待ちわびていた綱手はいきなり怒鳴る。
「すみません。つい、面白くて・・・・」
「じゃあ、実験は成功なんだな?」
(やっぱり自信なかったんだな・・・)

「ああ、大成功ですよ。」
淡々と意見を述べる。


「ところでサスケ、サクラがなんか様子がおかしいんだ。」
「どんな風にだ?」
“サスケ”はうすうす検討はつく。
「お前のことを話したら血相を変えて“なんでそんな事したんですか!”って怒られちまってな・・」
やっぱり・・・
“サスケ”はきっとサクラは俺がしたことを知ってるからな・・・・・

「大丈夫原因はわかるから。」
「ほんとか?じゃあ、サクラのことよろしく頼むよ。」

「ああ。」

サスケは火影の家から戻り、自分の家へと帰る。
サクラはきっと家で待っているだろう。

「いきなり・・・打たれるかも知れないな・・・・。」






サスケはサクラを家に入れたと同時に風呂に入れさせた。
「サクラ・・・お前大丈夫か?」
見るからにサクラは弱っている。
無理も無い。

12歳の少女がいきなりあんな行為に何時間もされたのだ。
何も無いというのがおかしい。


「・・・・はぁ・・・つ・・・」

サクラは自分でたっているのがやっとだようだ。


「・・・・・。」

「サクラ、風呂で待ってろ。準備するから。」

サスケはサクラを裸にして自分も濡れてもいいような格好になる。
ぐったりしているサクラをこのまま一人で入浴させたら危険だ。
サスケはサクラの体を洗うことにした。

座らせてお湯をかける。

「ん・・・・」

サクラに少し反応がある。

「熱いか?」
「ううん・・・大・・・丈夫・・。」
「そうか・・・・。」
「サスケ君・・。ごめんね・・・こんな事させて・・・」
「サクラ・・・」

サスケは何だか泣きたくなった。

髪の毛・口の中・体サクラに纏わりつく汚れを落としていく。




「ただいま・・・・。」




ばちん!!!!



帰ってくると同時に“サスケ”は後ろに倒れた。
わかりきったことだった。
きっとこうなると・・・・

自分は最低なことをしたのだから殴られる覚悟は出来ていた。

案の定


「サスケ君!!なんで?あんな事して来たの?!」


“サクラ”が泣いて興奮していた。

「サクラ・・・あの時言われなかったの?未来の・・・・」
「そんなこと聞いてるんじゃないわよ!!」


これはかなり、おとなしくさせるのは困難だ。
自分でもやってきたことはあり得ない事だから言い逃れも出来ない。

「なんでよお・・・」

“サクラ”はきっとあの時のこと思い出してる。

でもそれがなきゃ自分は“サクラのこと大切に守って行こう”なんて思わないんだから・・・
自分の不甲斐なさに笑ってしまう。


“サスケ”はサクラをきつく抱きしめた。
“サクラは”拒絶する。
「やめてよ!放して!!」



「“あの時”さ・・・どうしようもない悔しさでいっぱいだったんだよ。」
「・・・・・・。」
「サクラが泣いてて、俺あの時どうすればいいか解かんなかった。だから、サクラのこと・・・」
「サスケ君・・・・何言ってるの・・?」
「そっか・・・お前あの時・・・意識無かったんだよな・・・」
「サスケ君・・・」

“サクラ”が心配そうな目で“サスケ”を見た。


「サクラ・・・。」

“サスケ”は“サクラ”の服の下から手を入れたきた。


「ちょ・・・サスケ君!!」
「したい・・・」
「何言ってるのよ!!」



全てを洗い終わって、気づいたらサクラは気絶をしていた。
荒い息・・・白い肌に散らばる無数の華・・


幼いながら、何かを覚える。


抱き上げて、自分のベッドに寝かせた。

腕の中にすっぽり入るサクラは柔らくて、小さくて今にも壊れそうな気がした。
それをあいつは、いとも簡単に踏みにじった。
思い出すだけでイラつく。

そんなことよりも、サクラが先だ。

静かに寝息を立てている。とりあえず一安心しだ。



「・・・ああ・・・っ・・・」



サクラは寝返りを打つ。



不意にさっきの風呂場のことを思い出した。

透き通った肌
柔らかかった肌
綺麗な髪の毛
触れたら壊れそうな体・・・


サスケの体が疼きだす。


触れたい・・・・







そう思ったら、いつの間にか行動に出ていた。
サクラを脱がして、自分もベットの中に入る。





サスケはサクラの手の甲にキスをする。




「サクラ・・・今から俺がお前を綺麗にしてやるからな・・・」






「つう・・・・あぅ・・・あ・・・」

響きわたる声

「サクラ・・・」

場所なんて考えないで二人は求め合う。

「サス・・・ケ君・・」
“サスケ”の声にこたえるように“サクラ”はサスケの名前を呼ぶ。

玄関でこんなことして何をやっているのか考えるがけでおかしい。
ただ、飢えた獣みたいに行為に没頭した。

「やあ・・・つぁ・・・・・・!!」
貫くたびにサクラから引っかき傷がくる。
あの時と同じだよサクラ・・・何も変わってない。

それが余計興奮するなんて考えても無いくせに・・・

「サクラ・・・」

唇に吸い付いて突き上げる。


「んん!!・・・・ん・・・・!!!・・・」
サクラは苦しそうにもがく。



「足りない・・・」

サスケは無我夢中で突き上げた。


「やあああ!!!」


絶え間なく聞こえる喘ぎ声。
きっと、外にも響いてると思う。
そんな事、どうだっていい。
サクラが欲しいんだよ。


欲しかった。


綺麗なサクラが欲しかった。


でも、過去に行かずにずっと近くにいた



サクラはどんなになっても綺麗なままだ。
あの時と変わらない・・・


「サクラァ・・・もっと・・・喘いで・・俺を感じて。」

「サス・・・ケ・・・く・・・・ん・・。」


「足りないんだよ・・・サクラ・・」




ベッドがぎしぎし言ってる。


「・・・はあ・・・ん・・・」


小さくサクラのの声が聞こえる。

サスケはサクラの体に付いているたくさんの痕と同じ場所に口をつける。
体中にキスをした。


「サクラ・・・大丈夫だから・・・・俺があいつがつけたモノを取ってやるから・・・。」



「・・・・っ・・・・・。」


意識は無いが声は出ていた。
小さかったが、確かに感じている。


「なあ・・・サクラ・・・・・・」
「・・・・はあ・・・・・は・・・」


「あいつにもこんな声だしたの?」



サスケはサクラの中に入っていった。
よくわからない。
ただ、サクラの声が聞きたくて歪んだ顔に興奮して律動を続ける。


「なあ・・・答えてくれよ・・・」


「っ・・ぁ・・・・・」




「あいつにもこんな顔したのかよ・・・サクラ・・」




満たされない・・・・


満たされない・・・手に入れたはずなのに


ちっとも・・・・


ねえ、どうしたら本当の君を手に入れることが出来るの?








だからこそ繰り返していく愚者達

彷徨ってたどり着いたのは・・・・・





過去にいる・・・・・・・・



穢れなきあの日の純潔な少女





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何がエンドなんでしょうか?
これはもともとハッピーエンドにする予定は無かったので・・

本当はこれ書く予定無かったんです。
自分の頭のかなで終わらせようとしてました。
晴海さんに
「実はこれ続編があるんですよ。」
なんて口が滑ってしまって・・・
そしたら、

「描いてくださいよ。あそこで終わらせるのは酷い!!」

といわれましてね・・・・(笑)
描いちゃいました!!文句あるか?!

ちなみに
白文字→子供サスケ×子供サクラ
灰文字→大人サスケ×大人サクラ
真ん中中間色4行、大人&子供サスケのモノローグ



これでやっと終わりです



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