水子に潜む哀と想い 「、、、っ、、ああ、、はあ、、」 「サクラ、、、」 サクラは何故こんなことになったのか考えていた。 今、サスケのベッドで体を貪られ悲鳴に近い声を出して泣いて、、 「やああ、、サスケく、、ん、、ああ!」 「なあ、、もっと声出せよ、、」 荒々しくサスケはサクラの体を揺さぶりかける。 「ああああ、、ああ。」 そもそも何でサスケは自分を抱くのだろうと考える。 サクラとサスケは恋人とかそんな類の関係ではない事は確かだ。 告白していないしされてもいない。 事のきっかけはサクラがサスケの家に遊びに来たとき、、 いきなり押し倒されて強姦に近かった行為で一夜をともにした。 それからというもの、、サクラはよくサスケに体を求められる。 「サクラ、、何考えてんだよ、、」 不機嫌そうなサスケの声 ほかのことを考えられなくしてやろうと想いサスケはもっと揺さぶる。 「ああ!!やあ、、、ああん、、」 それでも考えてしまう。どんなに辛くされてもよぎってしまう。 何でサスケは自分を抱くのだろう? 都合が良いから? サクラはサスケのことが好きでサスケはこの気持ちを知っている。 その気持ちを利用しているのかとも考えてしまう。 「サクラ、、」 「サスケ君!!」 それでもお互いがお互いを求めてやまない そして絶頂を迎えられる 「ああああ!!」 「ねえ、、あそこにいるのって兄弟だよね?」 「ああ?」 サスケとサクラは買い物をしにデパートまで来てた。 サクラの目線の先には可愛い兄弟の姿。 「可愛いね。」 「そうか?」 「なんで、、?」 「ガキなんて、、うるさいし、わがままでウザイだけだろ?」 「、、!!、、」 サスケの言葉にサクラは何もいえなかった。 「ほら、、帰るぞサクラ」 「うん、、、」 あれからどの位いたったのだろうか? サクラは最近からだの調子が悪かった。 吐き気はするし、、眠気に襲われる、、酸味のあるものが食べたくなる、、。 そういえば、アレが2ヶ月来てない 「まさか、、、」 「おめでとうございます。3ヶ月目に入ったところです。」 やっぱり、、自分は妊娠してるんだ。 この、、お腹の中に、、サスケの子供を宿してるんだ、、。 「どうかなさいました?」 「っえ?」 ふとサスケの一言を思い出してしまった。 【ガキなんて、、うるさいし、わがままでウザイだけだろ?】 産めない、、、 だって、、恋人同士でもない、、ただの肉体関係だ、、 妊娠したなんていったら、、 「はあ?」 っていわれて捨てられるのが落ちだ。 「中絶手術の予約をしたいんですけど、、、。」 コレしか方法はない サクラはまだサスケのことを好きでいる。 サスケとともにいるにはこの方法しかないのだ、、 「本当に、、いいんですか、、?父親の方と相談してからでも、、」 「いいんです。」 不思議と涙は出なかった。 「サクラ、、、俺、、暫く任務でいねえから。」 「うん、、頑張ってね、。」 「だから今日は、、」 「サスケ君、、」 サスケはサクラの体を無我夢中で弄ぶ サスケが任務に行ってる間にサクラは、、、、 「春野さんじゃあ、コレに着替えて待っててください。」 「はい。」 今日は中絶手術の日だった。 刻々と時間は迫ってくる。 もう、、お別れだね サクラはお腹の中にいる小さな生命に呼びかけた。 「ごめんね、、、」 暫くは安静にしておかないといけない でも、あと2,3日でサスケは戻ってきてしまう これも、、、早く捨てなくてはいけない “中絶同意契約書” それに、、遺骨も自分の家に隠して、、水子にも御参りに行かなくてはいけない やることいっぱいある。 次の日、サクラは水子に御参りに行った。 同意書と遺骨を持って、、、 水子地蔵の前にはたくさんの供え物があった。 ここは、サクラと同じ何らかの理由で妊娠したけど産めない女達が祭る地蔵 「ごめんね、、」 サクラもお供え物を前に置いて静かに自分のわがままで勝手に殺してしまった小さな生命の冥福を祈った。 「サクラ、、、、??」 今一番聞きたくない声が聞こえた。 「お前、、何でここに、、、??」 サスケの顔はなんか重苦しい 「サスケ君、、!!」 まずいサクラは今、、手に、、、 「おまえ、、それ、、、」 手にあるのは同意書、、サクラの目の前には遺骨、、、、 「お前、、、まさか、、、」 「サスケ君、、大丈夫だよ。」 サクラはサスケのもとへ行く。 「大丈夫、、サスケ君の嫌いな“うるさくてわがままでウザイ”のはもういないから大丈夫。」 サクラの顔は笑っていたが、、目が笑ってなかった。 むしろ、目に生気を感じない。 「、、、、、サクラァ、、」 「サスケ君?」 いきなりサスケはだらしない声を上げた。 「サスケ君、、、。」 「、、、サクラ、、」 「ねえ、、サスケ君、、」 「どうして、、泣いてるの?」 サスケはただサクラを抱きしめ泣いていた。 「ねえ、、どうしたのサスケ君?」 「泣いてるの?」 サクラは何でサスケが泣いているのかわからなかった。 何で泣く必要があるのだろう? 「ねえ、、、何で泣いてるの?」 ---------------END--------------- イタ話万歳!! すみません!! 痛い!!痛い 一度書いてみたかった妊娠、堕胎ネタ 本当はもっと暗く痛くしたかったのですがあまりのやばさにやめました。 コレでもまだましになったんですけどね。 この話のサスケは最低な男だわ!! 最後に泣いてるのは唯一のサスケの優しさ、、心の中でごめんなさと受け取ってもらえれば良いかな? この後は、皆様のご想像にお任せします。 |
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