性癖  後編





見てるだけとは、どういう意味だろうか?


「ホラ、そんなにビビんなって・・。」


「キャ!」


阿部は、三橋のブラジャーを上にずらして、隠れていた果実が姿を見せた。

「可愛い・。」

「あ・・!!」


指先で双山の頂点を触られる。
そこは段々と、高くなっていった。

「硬くなってる。感じてるの?」

「ちが・・!!」


体が震えて、身動きが思うように出来なかった。
下半身は今でも、スカートが捲られて下着が丸見え状態。
上も裸ではないが、ほぼ脱がされている。

羞恥心で、頭がパンクしそうだった。


「あん!」

突然今までに無い感覚が襲ってきた。
阿部が三橋の胸に吸い付いていた。

舌のザラつきが、三橋の神経を刺激する。

「はぁ・・ん・・あ・・・。」

息が荒くなる。
刺激が強くて、声が我慢出来ずにいた。

「やぁ・・や・・あぁ・・。」


「三橋、可愛い・・。」

阿部は三橋の唇から発する声を十分に楽しんでいる。
普段からは想像出来ない、艶を含んだ音色が阿部の耳をダイレクトに響かせる。


阿部の手は、三橋の下半身へと下っていく。
さわり心地の良い太ももをさすり、ショーツに手をかける。

「阿部・・く!!」

「だから、今日は最後までしないから。」

「あ!!」


器用に阿部は三橋のショーツを脱がした。

「へぇ、可愛いのはいてるじゃん。」

阿部は、レースの着いた三橋のお気に入りのショーツを横に置いた。


「三橋、足開いてよ。」

「え・・いや・・。」


阿部が三橋のショーツを見ている間に、三橋の足は硬く閉じられていた。
横をむいて、一切応じない気でいる。


「そんな事言わずに、開けよ。」

「う・・。」


耳元で、熱の篭った声にささやかれた。
三橋はコレに弱い。
阿部も知っていてやっている。

「な、良いだろ?三橋。何も怖いことなんかねぇよ。」

「あ・・阿部ク・・ん」

「なぁ、三橋・・。」


「あ・・。」


足に触れられ、首に息がかかる。

一瞬力が抜けたその隙を阿部は見逃さなかった。
あっという間に、膝を割り間に入る事が出来る。


「あ・・!!」


膝の部分をつかまれて、イヤというほど足を持ち上げられた。


「いやぁぁ!!」


「へー・・。こうなってんのか。」


阿部は三橋の恥かしいところをジロジロと見ている。


「いや・・阿部君・・そんなみない・・で。」

恥かしすぎて、三橋はポロポロと涙が出てきた。
恥かしい程足を広げられて、その上、自分でも見た事も無いところを好きな人に見られるなんて
頭がどうにかなってしまいそうだ。

「ダーメ。今日は見るって言ったろ。」



「・・綺麗な色だな。三橋って処女だよな?」


「あぁ!!」


指が三橋の蜜壷の中に侵入を果たした。
ショーツでなぞった時より秘所は、潤いが増していた。
狭いが、指一本なら自由に動いた。

「ひ・・あ・・ぁあ・・。」

三橋はどやら感じているみたいだった。
顔を真っ赤にして、瞳からさっきから涙がコボレっぱなしだった。

「三橋、感じてるでしょ。すげぇ濡れてる。」

「う・・ぁぁ・・・。」


「・・・これからどうすっか・・。なぁ、三橋はどうされたい?」

「え・・?」


阿部の手には携帯電話が握られていた。


シャッター音が聞こえた。
カメラ付携帯だから、写真を取られたのだ。


「や!」

とっさに体を隠したが、もう遅い。


「俺としてはサ、こうゆうヤツを三橋の中に入れてさ、その反応を見て楽しみたいわけよ。」


目の前に現われたのは、俗に言う”大人の玩具”



一気に三橋の顔は青くなる。
そして、後ろへ下がった。


「でもさ、それだと、三橋の処女膜破るのコレになっちまうだろ?それじゃ俺としては面白くない。」

阿部は、大人の玩具を後ろに投げる。
それでも三橋の顔色は、良くはならない。

「で、考えてローターとかどうかなって、これならちいせぇな。」

いつの間にか、阿部の手にはローターと呼ばれるモノがあった。


「いや・・・。」

「怖くねぇって言ってるだろ。」


「いやぁ・・ん!!」


阿部は三橋を黙らせるために、唇を塞いだ。
酷く怯えたいる三橋、暫くは三橋の意識を他に背けさせようとする。

「三橋大丈夫だから。」

阿部は三橋をその気にさせようと、濃厚なキスを何度も送る。
何度も何度も違う角度から、その度に三橋の意識は朦朧としてくる。

「あ・・・。」


一緒に他の部分も刺激された。
阿部の手によって、三橋の意識は遠くなっていく。


「本当に可愛いな。三橋は。」


「ふ・・んん・・。」


阿部は三橋の秘部に、ローターを入れる。


「・・・・あぁ、そうだ。」


ベッドの上に置いてあったタオルで、三橋の腕を後ろで一つに縛った。


「あ・・阿部君・・?」


阿部はローターのスイッチを入れた。


「あ・・・!!ん・・いや、やぁぁ・・・」



機械音の無機質な音と、三橋の悲鳴が重なる。
何とか快感から逃れようと、三橋は体を動かすが、腕が自由ではないため変な動きになってしまう。

足を閉じていても、開いていても変わらなく、ただひたすらこの仕打ちに耐えるしかなかった。


「あ・・・あべく・・な・・・」


「だから、今日は見るだけって言ったろ。」

「や・・。」

「それを今やってるんじゃん。いい眺めだよ。三橋。」


上から見下ろされて、手には携帯。

もしかしてなくても、今この三橋の状態を、カメラまたはムービーで撮っているのは手にとるように分かる。
阿部の視界から逃れたくて、三橋が動くが、やはり上手く動けなく余計阿部を興奮させるだけだった。


「い・・や・・あ・・・んん!」


処女の三橋には、刺激が強かった。
阿部はリモコンで、強度を上げた。

三橋の反応がさらに過敏になり、声が大きくなった。


「あぁぁ・・ん・・・やぁぁ・・ああ!!。」


三橋の声が一瞬変わった。
体をビクビクさせて、大きく息を吐いている。
これはもしかして・・・


「三橋、イッたの?」

「???・・う・・つ・・はぁ・・あぁ・・ぁ・・。」


「イったんだ。」

「う・・・やぁ・・。」


「大丈夫。ちゃんと三橋のイキ顔、保存したから。」


一度絶頂を迎えてしまった、三橋の体は過敏になっていた。
もう抵抗する力もなく、体中をヒクつかせて顔を真っ赤にして喘いでいる。


「や・・ぁぁ・・・あべ・・く・・。」

「何?」

「もう・・ぬい・・」

「ヤダ。」


阿部は上機嫌で、三橋を見つめる。
三橋の快感に歪んだ顔。
上気した頬
あふれ出す涙。
白い肌。
たわわに育った果実
受け入れてくれるであろう蜜壷

それを今上から見下ろしている。
阿部は気分がいい。


今それを全貌している。
酷く興奮する。

「やぁ・・や・・ぁあ!!」


「あべ・・く・・ん・・た・・すけ・・。」


泣き顔で哀願されても、余計男を燃え上がらせるだけだった。

「ああぁぁぁぁ!!」


「・・・三橋、たまイッたでしょ。」


「う・・・。」


「俺ももうたまらない。三橋のせいで俺もこんなになってるんだけど・・。」


阿部は三橋の後ろで縛っていた腕を取った。
その手を己の股間へと持ってくる。

「ひ!!」


そこはズボンの上からでも分かるように硬く立ち上がっている。

三橋は手を引っ込めたかったが、阿部につかまれて動かせない。
何時までそこに手をおかせているのだろうか?

「三橋、これ舐めて。」

「ひ!!」

阿部は自分のモノを取り出すと、三橋の口の中に無理矢理入れた。


「うぐ!!」

「歯立てるなよ。」

「う・・ん・・。」


ピチャピチャとヤラシイとこが響く。
それに加えて、無機質な機械音もまだ響いていた。

「どう?玩具突っ込まれて、男のモン咥えなきゃならない気分は?」

「ん・・んん!!」


慣れない行為に喉がむせる。
今すぐ吐き出したい。


「ふぐ・・。」

「三橋、もっと舌使って・・。」


「んんー!!」


いい眺めだ。
三橋が一生懸命自分のを舐めている光景はなんとも形容詞がたい。


「三橋、コッチ向いて。顔を上げろ。」

「んん?」


シャッター音とフラッシュがした。


「んん!!」


「ダイジョウブだって俺しか見ねぇよ。」


三橋はあまりの屈辱に、本気で泣き始めてしまった。


「う・・うう・・ヒック・・・ヒック・・・。」

「・・三橋・・。」


「う・・ひっく・・グス・・。」


「・・・。」

マズイ本気で本当に泣かせてしまった。
コレはすぐに泣き止みそうもない。
ヤリすぎてしまった。
もでこのまま、泣き顔を見るのもいいなと、そんな考えもよぎったが、
そんなことしたら、本当に三橋に愛想が尽かされそうなのでやめた。


















阿部は、バツの悪そうに、ローターのスイッチを止めた。


「三橋、俺が悪かったって・・・。」

「う〜・・あ・・・く、んの・・・バ・・ァ・・。グス・・。」


泣き止みそうにない三橋を、阿部は抱きしめる。
ヒクついてる背中を、必死でさする。


「泣き止んでくれよ。三橋。」

「ふ・・う・・・うぅ・・。」


結局、三橋が落ち着くまで暫く時間がかかり。
三橋は涙が引いた後、帰ってしまった。

































”オッハヨウ!三橋さん、昨日どうだったの”

”やっちゃた系”

”ウソ?”

”え?ちがう!”

”でも、ちょっとはススんだんでしょ?”

”うん・・”

”で?どこまで・・”

”あの、いや・・・その”

”もったいぶらないでよ!”

”その・・脱がされて・・触られて・・・見られた”

”・・・??何?その見られたって?”

”いろんなところジロジロと・・”

”阿部君て以外にムッツリ?”

”でも、阿部、君俺に合わせてくれる・・・って、無理にはしな・いっ、て!”

”そうなんだ。よかったね。”

”うん・・・・”

”どうしたの?”

”なんでもない”





(みんなあんな事してるのかな?)


写真とか撮られたり、男の子の・・咥えたり、・・変なもの入れられてりするのか・・・な?


そこまでは怖くて聞けない三橋であった。

でも、昨日分かった事が一つだけある。


阿部はエッチな事に関して、変わった趣味を持っていると。
鈍い三橋でも、コレだけは分かった。













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変態な阿部×三橋が書きたかっただけです。
視姦が趣味な阿部とノーマルな三橋。

なんか途中で方向がずれた。
もっと変態チックにするハズだったのに・・。
咥えるシーンは当初入れないハズだったのに、
阿部がただひたすら泣く三橋を見て、興奮する阿部を書くハズだったのに←鬼か!

ヤバイかいててちょっと楽しかった。
でも性描写って難しいね。

でもまたリベンジしたい。
っていうかシリーズ化しそう・・。
次回はもっと変態チックにいけるかな・・・???




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