隣人は密かに笑う。 1 静かな夜だった。 ルルーシュは久しぶりの静かな夜に、ベッドで横になっていた。 こしてゆっくりと睡眠時間を取れるのは久しぶりだと思う。 C.Cにも飽いてる部屋を渡したおかげで、最近やっと自分の部屋でくつろげる事も出来るようになった。 ルルーシュは体を早く休めようと、早めにシャワーを済ませてパジャマに着替えていた。 久しぶりに夜はゆっくり寝よう。 体もポカポカに温まり、気分は最高なのだ。 このまま睡魔に呑まれていくのも悪くない。 うつろうつろ夢の世界へと囚われていった。 時間は真夜中を過ぎた頃だろうか? レム睡眠で、周りの音にうっすらと気が付いた。 こんな夜中に、風が強いのだろうか? そんな事を思った。 それより眠い。また深い眠りに入りそうだと思ったときだった。 ギシっとベッドが揺れた。 ルルーシュは動いていない。 何故それでは動いているの? 「・・・〜・・!!〜・・・!」 朦朧と意識のする中、腕をつままれた。 声も出なかった。 瞼を開けたいのに、出来ない。 ノンレム睡眠に移行しようと脳が寝る状態でのこのアクシデントは、ルルーシュを酷く混乱させた。 誰かは分からないが、寝ぼけているルルーシュをいい事に、ルルーシュの来ているパジャマを脱がし始めた。 触れられ入る感覚はわかる、でも体が動かなかった。 しかし、なぜこんな所に人がいるのだ? C.Cは考えられない。 彼女は自分を嬲る趣味など持ち合わせていない。 それにナナリーにこんな事できるはずもないし、咲世子も夜は自室にいる。 問題はクラブハウスのセキュリティを上手くかわして入られた事だ。 ルルーシュがグルグルと思考を進めている間に、ルルーシュに馬乗りになっている人物はルルーシュの両手を縛った。 この状態で抵抗などできるはずも無いのに、それに追い討ちをかける。 「あ・・・・だ・・・れ・・・」 なんとか眠くて重たい目を開けようとしたが、ソノ瞬間に布で目をふさがれた。 これでルルーシュは対抗する術を全て失った。 目隠しをされては、ギアスも使えない。 その者は黙って事を進める。 初めは何もしない。ただ見てるだけ。 完全に服を脱がされて、裸になっているルルーシュをただじっと見ているようだ。 纏わりつく視線にルルーシュは、刺されているようで怖かった。 幸いまだ口は塞がれていない。 しかし、声を上げたらそのときは、口もされるだろう。 ルルーシュは声を出さない事を決めた。 相手は上手く口で、丸め込む事ばかりを考えていた。 急に手が頬に触れた。 大きな手だ。 女のように、細く柔らかくない。 男だ。 ルルーシュはそう確信した。 両手でいろんなところを撫でられる。 「う・・・!!」 首、耳や、鎖骨と乳首。 男の体なんかを触って、何が楽しいのだ? 「つぁ・・・!!」 手はそれから段々と下がっていく、ルルーシュ自身の所まできていた。 少し先端に触れて、そのまま優しく握られた。 「な・・・何をする気だ・・・?」 恐怖で声が出てしまう。 話をかけるタイミングを狙っていたつもりだったが、ルルーシュは恐怖でそんな事忘れてしまっていた。 男はルルーシュの雄の部分を刺激する。 「な・・・や・・・め・・・。」 何故こんなところを、他人に嬲られなければならない? しかし、男の手の動きで、ルルーシュ自身は完全に熱を持ち始めた。 「が・・・ん・・・んん・・・」 必死に声を我慢しようかと必死に堪えるが、自分でするのと、他人にされるのでは感じる神経が過敏になる。 誰かも分からない相手に触れられて、感じている自分がいる。 そんなの認めたくない。 しかし、体は正直だ。 「は・・・はぁ・・・あ!」 心は裏腹に、ルルーシュの体は反応を見せている。 男がつばを飲み込む音が聞こえた。 こんなものに興奮しているとでもいうのか? 気持ち悪かった。 でも気持ちいい。 一体どっちなのか分からない。 「放せ!!・・・や・・・やめ・・・あ・・・あぁ!!」 無理やりイカされた体は、一気に欲を放出されて震えていた。 「かはぁ・・・・は・・・ぁ・・・。」 荒い息が部屋に響いた。 「・・・・・。」 男は無言のまま、今度はルルーシュの秘所に手を伸ばした。 「え・・・?」 こんなところを触って何の意味があるのか?むしろ汚いだけだ。 ルルーシュはこれから自分がされる事を、全く理解していない。 さっきの己が放った液を指で掬い取っていた。 何をしようというのであろうか? 男は指を入れてきた。 「ひ!!」 あまりの不快感にルルーシュは、悲鳴を上げた。 奥まで入り込ませようと、中をほじくられる。 あまりの居た堪れなさに、体をくねらせ離れようと抵抗するが、その行動が男を煽ってらしく指の動きが激しくなった。 「う・・つ・・・ぁぁ・・・!!」 痛い。 何故こんなところに指を入れられなければいけないのか? 男はルルーシュの反応が楽しいのか、さらに増やしてきた。 「ひ!!」 ゆっくりもう一本増やして、ルルーシュが感じるところを探している。 一箇所強く刺激されて、ルルーシュの声に艶が入った。 男はその声質をすぐに気付いて、ソコばかりを攻めた。 「いや・・・ぁ・・・やめ・・・ろ・・・・」 指で長い時間攻め立てられて、だんだんルルーシュの秘部が過敏になる。 痛みではない感覚が襲ってきた。 堪らなく気持ちいい。 でもそんな事口に出せない。 「あ・・・ぁぁ・・・あん!」 声が明らかに違う。 女の喘ぎ声のように甲高い声。 男の荒い息遣いが聞こえた。 嫌だ。気持ち悪い。 こんな自分の声と淫らな姿をみて男が興奮しているのが、音だけで分かる。 さっきから、指でいじりながら、反対のではいろんなところを撫でられている。 その手はルルーシュのあらゆるところを敏感にさせた。 「いや・・だ・・・やめて・・・くれ・・。」 やめてといわれて、すぐにやめてくれる相手はどこを探しても居ないのだろう。 ルルーシュの様子を見て楽しんでいるのだ。 すぐにはやめてくれない。 「つ・・・あ・・・・やだ・・・いやだ・・・・・だれ・・・か・・・助け・・・んん!!」 言葉を言い終わらないうちに口付けられた。 舌の侵入も当たり前のようになって、口の中を犯される。 「ん・・・つ・・・はぁ・・。」 丁寧に、舌を吸われる、歯を舐められ蕩けそうなキスだった。 こんな見ず知らずの相手に、なぜここまでされなきゃいけないのか? しかもそれにルルーシュは酷く感じている。 もういやだ本当にやめて欲しい。 全身全霊で拒否を施しても、この男にはなんの意味もなかった。 ルルーシュはいつ終わるな分からない長い、長い生殺しの色責めに限界がきたのか泣き出した。 女のようにメソメソ泣くなんて恥ずかしいが、我慢できなかった。 こんな屈辱は初めてだった。 やめてくれるなら、どこまでも泣き叫んでやるそんな状態だった。 男は少し驚いたのか、暫く手を止めたが、すぐにルルーシュ自身を貫く。 「え・・は・・・か!!」 この期に及んで、まだイカせるつもりらしい。 ふとジッパーを下げる音がした。 男は反対の手で、自分の雄を刺激していた。 さっきから少し曇りががる声が聞こえる。 「ん・・・んん!!はぁ・・・・あぁぁ・・・・」 ルルーシュは与えられる快感に夢中になっていた。 限界が近い。吐き出したい我慢するには強すぎる快感だった。 「あ・・・ん・・・・・!!!!」 ルルーシュが達した後、男も絶頂を迎えたのか男の欲望がかけられているのが分かる。 ルルーシュは長時間責められて、体力的に限界だった。 達した後、もともと眠気のある体に無理やりイかされたのだ。 瞼が閉じられるのを抵抗する気にもなれない。 このまま目を閉じたら何をされるのかと、考えるのは怖いが逆らえなかった。 ルルーシュが次に目を覚ましたのは明け方だった。 体が酷く重たかった。 手も痛い。 良く見ると少し後が付いていた。 ちゃんと服を着せられて後始末されていた。 律儀な変態だ。ルルーシュは気持ち悪い体を洗おうと、シャワーを浴びる事にした。 パジャマを脱いだ瞬間固まった。 体のいたるところに、変な痕が付いている。 鏡で見ると、背中にも同様おびただしい赤い痕がある。 俗に言うキスマークだ。 異常だ。ハッキリいって異常すぎる。 ルルーシュは恐ろしくなった。 ”またそのマークが消えそうな頃来るよ” そんなふうに言われてる感覚に陥った。 怖い。 ずっと体を見られている感じがする。 ルルーシュは慌ててシャワールームへ駆け込んだ。 |
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