隣人は密かに笑う。   9




C.C.が姿を消した後、入れ違いで男が入ってきた。


「やぁ。ここでの生活は満足してるかい?」

「あぁ、全くもって最悪だよ。」

「堪らないね。このものの言い方。ついついねじ伏せたくなるよ。」




ルルーシュはここ数日、幾度とも乱暴を振るわれた。
しかし、この気丈な態度だけは覆す事はなかった。

男はルルーシュに屈服させたくて仕方ないらしい。
男はルルーシュの頭を掴んで、無理矢理見上げさせる。

「く・・下衆が・・今に地獄へ落ちるぞ。」

「落ちるものなら、落ちてみたいね。あぁ、その時は君も一緒に来てもらうよ。それなら文句はないさ。」

「落ちるのはお前だけだ。」

「君は本当に素敵だね。」

ジャランと鎖のぶつかる音がした。
ルルーシュの首輪を乱暴に持ち上げると、その力が作用して、ルルーシュの体も持ち上がる。



「どんな姿でも君は美しいね。もっとその綺麗な姿を見せておくれ。」


男はルルーシュの馬乗りになった。

















「すみません。この人を探しているんですけど、こころあたりはありますか?」

「いえ・・・。」

「そうですか・・有難うございました。」


スザクはここ数日、合間を縫ってルルーシュを探していた。
無論、アッシュフォードも探してはじるが、警察の捜査ではない為なかなか手がかりがつかめない。

ルルーシュの写真を片手に、道行く人に聞き込みをしているが手がかりは無し。


「困ったな。」


そもそもいなくなったのは、学園内。
落ちていたカバンも学園内なのだ。


ひょろっと外にいるのを見かけるという事は、身柄は自由になっているという事だ。
それなら途中で頭のいいルルーシュなら、犯人を騙してこっちに戻ってくる事が可能。
手がかりがない。連絡もない=身柄が拘束されている。
この図式が成り立つのは当たり前。

ききこみ捜査なんて、ムダなのだろうか?




「?」




スザクはふと不思議な気配を感じた。
その気配を感じた方向を向いたが、特に以上はなかった。
普通に道があり、人が歩いているただの道。


何故かスザクは誘われるそうな感覚がして、その道を歩き出した。
まるで誰かが”こっちだ”といっているような声が聞こえた気がした。


ルルーシュがこの道の向こうへいるような気がする。


スザクは勘を頼りにあるきだした。



「・・・やはり、この男はきづいたか。」


C.C.はスザクを始め、他数人の捜査員に特殊な力で脳にダイレクトに刺激をしてみた。
アッシュフォードの捜査員は、一瞬何かに気付くことはあったが、何事もなかったかのように仕事を再会した。

唯一、C.C.の呼びかけに反応したスザクは、C.C.に誘導されるがまま歩いていた。


「まぁ、大方コイツなら大丈夫だろう。しかし、この男がルルーシュを助けるとは、随分と皮肉だ。」


あとは任せたよ。とC.C.は一足先に、ルルーシュのいるところへ先回りした。













男はルルーシュの馬乗りになると、ルルーシュの顔をなでる。
キメ細やかな肌の感触を楽しんでいた。

「触るな!」

男はルルーシュの制止の言葉を聴かない。
次は唇を指先でなぞる。
悪寒がした。


こんな男に好き勝手されてたまるか!とルルーシュは首を曲げてみたりと抵抗をするが、
頭を押さえつけられてしまっては意味がない。


「そんなに君はいじめられたいの?」

「な・・!?」

「そういえば、まだ今日は可愛がってなかったね。」

男は体勢を変えて、ルルーシュが膝を割る形に体をもっていく。
その間に男の体が入った。
膝の裏を持って、後孔が見えるように開かされる。


「ここ・・そろそろ欲しいといってきてるんじゃないかな?」

「やめろ!!」

「ちゃんとここい来る前から躾ておいたからね。」

「さわるな。」

「それじゃ、君が痛い思いをするだけだろ?痛いのは嫌だろ?」


「あぁ!!」


指ぐらいの太さなら、もう簡単に受け入れることが出来てしまう菊門。
いいように弄られてまるで自分のものではないようだ。

「は・・あ・・・んん!!」


「君も強情だな。欲しいなら、欲しいといえばいいのに。」


「あ・・ぁぁ。はぁ、う・・。」


男の指の本数がだんだんと増えていき、今はもう三本になっている。
そんなこと関係ないかのように、ルルーシュの後孔は飲み込んで放さないかのように締め付けている。
弱いところを刺激されて、足がガクガクと震えてきた。


「イキそうかい?イッてしまっていいんだよ?」

「・・・く・・・!!」

「今日はいつになく強情だな。いつもなら素直にイッてるでしょ?」


「あ・・・ぁぁ!!ああ!」


男はルルーシュを素直にするべく、後ろだけではなく前も弄った。
ちょっと擦ってやすだけで、ルルーシュは簡単にイッてしまった。
体をビクつかせて、荒い息をしているルルーシュに、男は次の段階へと進む。


「今日は本当に素直じゃないね。いいけどね・・。」


大分解れただろう秘部に、大きな圧迫感が襲う。

「う・・つぅ・・・。」

「今日はいつにもまして、締め付けがいいね。とても気持ちいいよ。」

「は・・ぁぁ・・ああ!」


ルルーシュの締め付けに、すぐにイキそうになるのを抑えて、律動を行う。
動くたびに、ルルーシュの声が動きに合わせて鳴く。

「あん・・ぁ・ぁぁ・・ん・・・。」

「気持ちいかい?」

「ぁぁ・・・やぁ・・・。」


涙目で訴えられても逆効果だ。
上下運動がいっそう激しくなった。

「やぁ!!・・・ああ・・!!」


大きな一突きをすると、男は絶頂を迎える。


















細く暗い道だった。
租界というより、ゲットーに近いかもしれない。


誘われるがままについてきた場所は、人気もなくくらい所だった。
租界とゲットーの間ので、うすぐらい廃墟となっている建物達。

「このどこかにルルーシュが・・?」


あたりを見回しているうちに、さっきから聞こえてきた声は聞こえなくなってしまった。
どうやらここであっているらしい。

「でも・・片っ端から探すしかないか。」

せめて人の気配が有れば探しやすいのだが、こうもどんよりしている雰囲気の中では気配を感じにくかった。

「ここにいてくれ!ルルーシュ!」
















「はぁ・・・はぁ・・・。」


ルルーシュの体は白濁の液まみれだった。
さっき男はもう満足したのか、部屋から出て行った。

次に来るのは、大方夜だろう。
陵辱付のご飯の時間だ。

体がだるい。
シャワーを浴びたい。
でも体が動かない。

あの男、さんざん好きかってして、おわったらさっさと帰ってしまった。
おかげで、こっちは気持ち悪いまま、時間を過ごさなくてはいけない。


鎖の長さは、ちょうど部屋を自由に動き回れる長さ。
しかし、部屋のドアには届かない。
窓は、特別な施工がされているため開けられない。


仕方ないと、無理矢理体を起した。
せめえシャワーを浴びたい。
ヨロヨロと歩いて、バスルームへ向かう。


「ルルーシュ、連れてきたぞ。」

「C.C.!」


後ろからC.C.がひょっこりと現われた。


「随分と派手にやられたな。」

「うるさい。」


体が痛くて怒鳴る気にもなれなかった。


「じゃ、私は帰るぞ。」

「おい!ちょっと待て!!」





「ルルーシュ!!」


「え・・・?」


振りむいた先にはスザクがいた。


「よかった・・探したんだよ!」





















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