切なさの行方 10 作戦実行の日 カカシ、アスマ、ガイ、紅、サスケ、ナルトは暗部の案内でサクラ達のいるところまで来ていた 「我々はここまでだ、もしもの時は援護に来る」 「ああ、わかった。じゃあよろしく」 「カカシこれからどうすんの?」 「向こうは気付いてるだろうな、、こんなに人数がいればな、、」 「、、、、、、」 「正面から行くぞ!!命令だからな、、」 「忍もくそもないな、、」 「ああ、全くだ」 アスマとガイはほくそえんだ 6人は遠くに見える結界の張られた小屋へ向かっていった 「!!!!!!!」 イタチは急に後ろを振り向いた 「、、、どうしたの?」 「、、、、来たか、、、、、、」 イタチはサクラの部屋にいた昼間だったのでサクラも落ち着いていていた 歌を歌えといわれて歌っていたら急にガバット起き出したので驚いた 「、、、、、、、、、、、、」 「大丈夫だよサクラ、、、」 イタチはサクラの頭を撫でた 「鬼鮫!」 「イタチさん!!」 「、、後は頼むぞ」 「分かりました」 「サクラ、こっちに来い」 「えっ????」 イタチは強引にサクラの腕を掴んで自分のほうへと寄せた 「鬼鮫、、、すまない後を頼んだ」 「では、のちほど、、、」 イタチはサクラを連れてどこかへ消えて行った 「さてやりますか、、、」 鬼鮫は愛用の鮫肌を担いで外へ出る 「、、、、、全くどこまでもいじらしい人だ、、、、、」 それは、前日の夜のことだった 「サクラの記憶を消す」 いきなりイタチはこんなことを言ってきた 「いいんですか?」 イタチの気持ちを知っている鬼鮫はイタチの考えてることが理解できない 「このまま返すとサクラを縛り付けることになる」 イタチは言葉を続けた 「あえて記憶をすりかえることでかえったあと、 自分でも、周りからも連れ去られた可愛そうなくノ一になる。 何も危害を加えられてないって言うのが怪しまれる、、、、、、、、 それだと、サクラは里に戻ったら拘束されるだろう、、、、それは避けたい」 「ということは、あの娘を返すってことですか?」 「そうだ、、、」 「いいんですか?!?!、、だって貴方は、、、!!!!、、、、」 「それ以上は何も言わないでくれ」 イタチが言葉を挟んだ その時のイタチの顔は鬼鮫は今まで見たことないような苦しそうな顔だった 負担をかけさせたくない イタチの精一杯のサクラに対する愛情なのだろう 見てるこっちが痛々しい 「、、、、っ、、、、ふ、、、、ふぇ、、、、」 奥からサクラの声が聞こえた 「サクラがまた泣いてる、、、、戻る、、、」 イタチが部屋に入っていた後 泣き声が歌声に変わった 「そんなこと言われたら、、やるしかないですよね」 鬼鮫はドアを開けた そこには、カカシと始めとする6人が待ち構えていた |
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