切なさの行方 13 「全く貴方達もしぶといですね、、」 息を切らしながら鬼鮫は少しづつ呼吸を整える もう、一時間は経過している鬼鮫はイタチの信号を待っていた 「お前こそ、、、これ以上は命取りだぞ、、四対一で勝てると思うか?」 別に鬼鮫はこの戦いに勝とうとは思っていないただ、イタチの時間稼ぎをしているだけなのだ 「、、、別にあなたたちに勝つというのが今の私も目的ではないのですよ、、、」 ちょうど、その時にイタチからの信号が見えた 用が済んだのだろう、しかしどう逃げるか、、、 「、、、そろそろ、終わりにしましょうか、、、」 「そうだな、、」 「サクラとかいいましたっけ?あの娘、、」 「何が言いたい?」 カカシは一歩歩み寄る 「あの娘ならイタチさんと一緒にいますよ、、あの数キロはなれたところにね、、、」 意味ありげな言葉を残して鬼鮫は姿を消した 「どうやら私達、、足止めされてたみたいね、、」 「そのようだな、、」 「まあ、それなら速く行くぞ!!」 「「「「「おう!!」」」」」 カカシたちは鬼鮫の言っていた小屋へと急いだ 「どうしてこんなことしたんですか?」 目が覚めたサクラの第一声がそれだった すでにイタチは衣服を整えていて上からサクラを見下ろしている状態だ 起き上がったサクラは答えを求めている イタチは重い口をゆっくりあけ始めた 「一ヵ月後、、、、-------------、、、で待っている、、」 「えっ?」 それはとても小さな声でよく聞き取れなかった イタチは一回目を閉じてサクラに近づいた サクラは、怖くなって後ろへ下がるが後ろは壁逃げられない イタチはサクラの前で腰を下ろすとゆっくり瞳を開けた いつもと違う写輪眼の模様 強い視線で眼がそらせないイタチは人差し指をサクラのおでこに当てた 「今から、貴女の今までの記憶を全て抹消する、、辛い思いをさせて、、すまなかった、、」 指先からチャクラを感じる、、頭が熱い、、 「ああ、、」 イタチはチャクラを送るのに集中しているのがかろうじで見える 視界がぼやける、動きがスローモーションになってくる、 イタチに言いたい事はたくさんある、、それをいいたい今度目が覚めたらきっといえない 最後の力を振り絞ってサクラは口を動かした 「どうして、、、、ずるいよ、、いつも、、」 「、、、、、、」 イタチはサクラの言い分を黙って聞いている 「、、いつもいつも自分勝手、、ほんといつも、、ひどいよ、、イタ、、ちさ、、」 サクラは前へ倒れた イタチはサクラの体を起こして衣服を整える 衣服を整えるのみ他は何もしないここで何かあったか分かるようにわざとそうする 「、、すまないサクラ、、、」 イタチは自分のポーチから箱を取り出した その中にはいっていたものは、、真珠、、、、 取り出して、、サクラの首と耳にネックレスとイヤリングをつけた 多分コレがイタチからの最後の贈り物であって 涙の代わりなのだろう だって真珠は、、涙を意味するから、、、、、 「さよなら、、、、」 イタチはドアを開けて外に出た、、、 誰もいないが気配がする、、、、 数人、、近づいてくる それは案の定 「、、、うちはイタチ、、、、、」 カカシたちだった |
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