切なさの行方 16 いのが見舞いに来てくれた次の日 カカシ、サスケ、ナルトが見舞いに来てくれた 三人ともサクラの部屋に来るのが初めてだったので緊張していた 「ここがサクラちゃんの部屋かぁ、、、」 ナルトが辺りをキョロキョロ見回した 「こら、ナルト今日はサクラの見舞いに来たんだから大人しくしろ」 カカシがナルトを促した 「、、、、、」 その中、サスケだけが浮かない顔をしていた 「何だってばよ!サスケお前緊張してんじゃないの?」 「お前と一緒にするなウスラトンカチ」 「なんだと!!」 「こらこら、、お前らサクラに迷惑かけてどうすんの」 「ふふふふ、、、」 サクラは二人の相変わらずさに自然と笑みがこぼれた 「相変わらずだね、、二人とも、、」 「「「、、、、、」」」 三人はサクラが笑ってくれたのでこれはこれでよしとした 「先生がね、、、もういいって。任務に出ても大丈夫っていわれたの」 「やった!!」 体調の経過は順調だったすぐいつもの生活に戻れるだろう 「そうか、、、それなら久々に7班復活だな」 「うん!!」 少したって、四人で雑談して、、これからの事話して 楽しい時間は過ぎていった 夕方 サクラは窓に乗り出して唄を歌っていた いつもしている発声練習近所からも評判はよかった でも今日は気が乗らずすぐやめてしまった 「なんか変、、、、」 サクラは窓から外の景色を眺めていた 「せっかっく皆来てくれたのに、、、変なの、、、 サスケ君が、、、、来てくれたのに、、、嬉しくないなんて、、、」 昼間のサスケを顔を思い出す 少し戸惑っていて目線をそらしていた ----------------サクラ、、、------------------ (ドクン!!) 一瞬違う男の顔がよぎった 少しサスケと似ている 黒髪 写輪眼 顔立ち、、、、、 サスケの兄 うちはイタチ、、、、、 その顔はいつも自分を呼んでいたまっすぐな瞳、、 頭に何かイメージがわいてくる、、、 (何コレ!?!?) そのイメージと自分の記憶が食い違っている 唄を歌っている私 泣いている私 イタチに優しくキスをされている私 イタチに暴行を受けている私 何かプレゼントをもらっている私 いつも大事なものを奪われている私 笑っている私 絶望している私 何、、、コレ、、 一体どっちが正しいの? それとも全部本当なの? 「はあ、、はあ、、、」 怖くて息が荒くなる 頭が混乱する 「どうしよう、、、私どうしたら、、」 今日は早く寝ることにした こうでもしないとまた、、イメージが出てきてしまう でも、、、この判断は間違いだった ----------------サクラ、、、-------------------- 夢になっても出てくる ---------------------うたえ、、---------------------- 優しい声 -------------------1ヵ月後、、木の葉の森、、、、、、--------------------- 泣きそうな声、、、 夢に出てくるのは 自分は、、、逃げないで、、、イタチに大切に扱われている夢だった サクラは涙を流しながら眼が覚めた 今日から任務が始まる |
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