狂わせた歯車  3



森の奥で少女の悲鳴が聞こえる。
サクラの声だ。



見ず知らずの男達のいきなりの仕打ちに、サクラはすすり泣く他何も出来なかった。


「かわいいね。サクラちゃん・・カメラ越しで見るとますますヤラシク見えるよ。」


一人の男がビデオを取り、他のもの達はサクラを嬲る。
カメラを撮るのは順番で全員がサクラに回るように、サクラの意思はまるで無視。
其の行為は、何度も何度も繰り返される。



「いやあ・・・」


「叫んでも無駄だよ。」



「やめ・・・んグ!!」


「少しおしゃべりだね。サクラちゃんこれでも加えて大人しくしててよ。」
口からも、秘部からも、無理やりこじ開けられ苦痛を味わう。


可哀相に、まだ何も知らない少女だったのに・・・
真っ白な少女は、数人の男達の行為によってメチャクチャニされる。
天使の羽を苦痛を味わいながら、剥ぎ取るような苦しみ・・



「ああ・・」


細いサクラの悲鳴が森に響く


何時間も続く行為にサクラは意識がなくなるようだった。
次第に、痛みが快感に変わり始める。
好きでもない男に
陵辱を受けているだけなのに


長時間の”それ”が返ってサクラの体を慣らさせてしまった。


「どうしたの?サクラちゃん?気持ちいい??」
一人が言い出し、今、サクラの中に入っていた男が大きく突き上げた。



「ああ・・ああ!」



さっきとは声がまるで違っていた。

「だんだん気持ちよくなってきたんじゃねえの?」
「まだまだ、楽しめそうだな・・」



「お前なんかにやった?」
「別に・・・まだいけるぜ?」


「そうだね。サクラちゃんをもっともっと気持ちよくしてあげないとね・・・」




「ああ・・・そうだな。お楽しみはこれからだ・・」



一人がサクラのことをカメラを通してみている。


顔はほてり、白い体はもう数え切れないぐらいの痕が付いていた。
瞳は涙ぐみまるで誘っているようにしか見えない・・





「サクラちゃん誘ってるの?そんな事しなくてもまだ続くからそんなことしなくていいよ。
 そもそも、嫌がってたとしても続けるけどね・・・」





「やあぁぁぁぁ!!」



一人ずつ回っていたが、行為がエスカレートしてきた。
乳房に、口に、下部に、敏感なところに容赦なく攻撃が来る。
両手は押さえつけられて身動きが出来ない。

喘ぎ、叫び、悶える・・・



この繰り返しになっていく・・・

そろそろ限界だった。サクラは眠いという意識まで来ている。

丁度其の時だった。
ブラックアウトの寸前だった。



「確か。、このあたりだと思ったんだけどな・・」



人の声が聞こえた。


「「「「「!!!」」」」」


其の瞬間をサクラは見逃さなかった。
最後の力を振り絞り大声を上げた。



「いやあああ!!誰か!!」



其の声は、奥にいたものに聞こえたようだ。
「「「「「!」」」」」
まずいと思ったときには遅かった。
気づかれた。




そのものはこちらへ何事かお思い走ってきた。




「お前ら!なにやってるんだってばよ!!」


「!」


「ヤバイ・・逃げるぞ!!」

「ああ」


間違いない、あの口調、声紛れもなく・・・ナルト・・・


「逃がさないってばよ!!」


ナルトはすぐ追いついたが、大人の強い力で押しのけられ転んだ。


「へ!俺らなんかより、あっちにいる子猫ちゃんのほうを見たほうがいいんじゃないの?
 あっそうそういい忘れてたけど、来ないと解かってるのに待ってるのはやめておいたほうがいいと思うぜ?」」

台詞をはき捨てたかと思いきやすぐ逃げていった。


「おい!どういう意味だってばよ!!」



ナルトならすぐ追いつくことも出来たが、さっきの悲鳴も気になったのでその”子猫”を見ることにした。



ナルトはピクリとも動かない女の子に恐る恐る近づく。
様子を見ればナニをされていたなんてすぐわかる。

でも、其の人物がナルトの知り合いだなんて、想いを寄せていた人だなんて誰が受け入れられるのだろう。



ナルトが見たものは

浴衣をビリビリ破かれ、瞳は真っ赤に腫れ上がれ、体に足に背中に顔におびただしい数の血痕を残して



「サクラちゃん・・・??!!!?」


「ナ・・・ル・・ト・・・」



ぐったりしていたサクラの姿だった。






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