狂わされた歯車    6



「何だよナルト。人の顔さっきから見やがって、俺に何か用かよ?」

怒りを堪えているナルトに対してサスケは異常なナルトの態度に少しサスケはあきれている。
ころころと表情が変わるナルトに、サスケは呆れ顔だ。


「・・・・・」

ナルトは黙ったままで何も言わない。
そして何かワナワナさせて、力んでいる状態だった。

「ナルト、どうしたんだ?お前、震えてるぞ?」
「・・・せいだ・・」
「?」

「お前のせいで・・サクラちゃんは!!!」


「!?」


いきなりナルトがサスケに殴りかかった。
いきなりのカウンター攻撃に、サスケはモロにナルトの拳を喰らった。

「てめえ、いきなり何すんだ!!ウスラトンカチ!!」

「うるせえ!!サクラちゃんが味わった悲しみに比べればおつりが来るってばよ!!」
「何のことかさっぱりわからねえよ!」

サスケも劣らず、ナルトに反撃する。

「シラを切るんじゃねえってばよ!!」

反撃の反撃のお返し・・・
カカシがいなく、サクラもいない今この喧嘩を止める人はいない

殴りあいがつづく・・・・















「で、喧嘩の原因は何なの?」


2時間後にカカシがきた時には二人ともすでに体じゅう痣だらけだった。
カカシが、仲裁に入るまで喧嘩は続いていたのだ。


「しらねえ、ナルトがいきなり殴りかかってきたんだよ。」
「全部お前のせいだってばよ。」
「なんだと?」
「ああ?」


「お前ら人の話を聞け!!まずナルト!お前は何でそんなことしたんだ?」

「・・・・サクラちゃん・・が・・・サスケのせいで・・・」
「サクラ?」

カカシがサスケを向いた。


「なんだよ、来なかっただけのことでそんなに怒るのかよ。てめえは!」

「う〜ん。ナルトちゃんと状況を説明しないとつたわらないぞ?!」

「・・・・・」

ナルトは黙りこくった。
本当のことを言ったら・・・・
サクラが傷つくだけだ。


「おいどべ、理由もなく殴るんじゃねえよ。」
「アル!!」
「じゃあ、言ってみろよ。」
「それは・・・」



「はいはい、二人ともやめやめ。今日はいいやここで解散。」

「「?!」」

「これじゃ任務できないでしょ・・全く・・」


カカシはあきれたのかすぐ消えて気配がなくなった。
サスケはもう何も言わずに帰っていった。

ナルトもサクラの待つ自分の家へと急いで帰っていった。


















「お帰りナルト。」
サクラの顔色はだいぶよくなってきた。
今は”いのの家に泊まっている”となってるがそうそう長いも出来ない。
「私、今日自分の家に帰るわ。」
「うん。」

「ご飯作ってあるの。」
「わああああ!!サクラちゃん!!ありがとうってばよ!!!!!」
「もう、そんなにはしゃがないでよ。」

「ちょっとあんた達、私がいるのを忘れないでよ。」

ナルトとサクラのい間にいのが入り込む。

「お前もいるのかよ!!」

「なによ〜。」










3人でご飯を食べた後、いのとサクラはそれぞれ自分の家に帰っていった。

任務が中止になってこれからどうしようかと考えていたが、自来也に修業を見てもらうことにした。

「よっし!お腹もいっぱいになったし、エロ仙人のとこでも行ってくるか!!」



ナルトは家を飛び出していってしまった。



ナルトの家の窓際に不穏な音影が、あるのを気づかないまま・・・・



その人物の正体はカカシ・・・


大体いのがサクラの休みを伝えるなんておかしい。
任務中止を言いナルトの部屋まで様子を見に行ったが、いかにも何かあっている。
いのも絡んでいるみたいだ。

きっと何かいえない事情があったのだろう。

原因はやはりあの祭りの夜。
サクラに何かあったのだ。
何故それを隠していた?
言った方がよかたのではないのか?
いえない事情なのか?

ナルトの家
いのが絡んでいる
いえない事情



「・・・・・なるほどね・・・。」


大人のカカシならすぐ気づく
これは人には家はしないな。
さしずめサクラはいのの家に泊まってるということだな。





「ナルトに詳しく聞いてみたほうがよさそうだな。」



カカシもナルトの後をおっていった






BACK     NEXT