狂わされた歯車    8




驚くも、サスケは画面に釘付けだった。

いつの間にか手は自分の物をこすっていて液が出ていた。



-----やああ・・・やめて!!-----



「・・・っつ・・」



----いやあ・・   あ・・・・はぁ・・・んんっ!!----





「・・・!!ん・・は・・・・・・・」




ぜいぜいと、荒い息をしながらサスケは手にかかった己の白濁液を目にやった。

サクラの誘いを断っておいて、嫌っておいて、サクラで自分の性の捌け口としている。
情けない・・・・
しかし、こうやって見て見ればサクラも結構・・・・・




サクラはサスケを好いている。
サスケはサクラを好いてはいない・・・
しかし、今こうしてみるとサクラは性的対象になる。

欲望のはけ口として付き合うのも悪くはない。

それに今は情緒不安定だから優しい言葉でもかけてやればイチコロだろう。


サスケの不穏な笑みがあがった。
ビデオはいまでも続いている・・・・































次の日の夕刻

ナルトといのは待ち合わせをして先に、アジトへ待機することにした。
いのが心転身の術をつかっても安全な場所を確保する準備も必要だった。






ナルトといのが場所についてから2時間後5人の男達はやってきた。
手には無数のビニール袋があり中身はおそらくお酒やタバコだそう。
一気に飲み始めた。


二人は暫く5人が酔いつぶれるまで、待つことにした。


(全く良く飲むわね!!あ〜酒くさい!!)
(早くあいつらふっ飛ばしたいってばよ!)





1時間ほどして、全員酔いつぶれているように見えた。
ハイペースで飲んでいたのですぐにつぶれた。
ナルトは一人よさそうなのを見つけて、変化をして本人を閉じ込めた。
いのはまだ一番意識がハッキリしていそうな人物を見極め術を施した。
いのの体は、見つからないところに完全にガードをし二人はPCの部屋へ向かった。

「これね・・・」
「で?どうするってばよ。」

「そうね普通ならPCごとぶっ飛ばしてもいいけど・・・・」
「?」
「問題は画像よ。誰かに送ってるか?またはHPでアップロードされてたら突き止めて削除しなきゃいけない。
 まずは、アップロードされているか見てみないと・・ナルト他のやつら見張っててよ。」
「おう。」

いのがPCに向かい始め、ナルトは入り口付近を見張っている。
お酒が回っているため皆ななかなか起きない。好都合だった。



「あったわ!!」
「へ!」
「これよ!!」



二人はPCをみた。
「「!!!!」」
ナルトは下を見て、いのは手を口にやった。
正視できないほどのものですぐ消した。

「あいつら・・・許せないってばよ!!」
「ええ・・・・」




ガチャ




誰かがドアを開けた。
「「!!!!!!」」

「なんだ、いないと思ったらここにいたのか。」
「「ああ」」

「お?サクラちゃんの画像みてん?」
起き上がってきた中の一人が二人のしてることに興味をもちよってきた。
緊張が走る。
「へへ・・・この子本当に可愛かったよね〜これアップしたとたんカウンター凄かったしな。」
「ああ」
いのが話をあわせた。
「で?これまたお前ら見てたのか〜またやりたいねえサクラちゃんと〜」

「「・・・・・」」

二人は今すぐ殴りたかったが、それだと計画がパーになる。ぐっと堪えた。
「なあ、また面白いの作ってくれよ。お前ならずすぐだろ?」
男はいのが乗り移った男の体をぽんとたたいた。
其の瞬間いのは”しめた”と思いにやりと笑った。

「なんだよ〜きもちわるいな〜」

「まあまあ、今それでさ、こいつと新しい面白い画像作ってんのよ。こいつにも協力してらってね!」
「そうそう!!」

ナルトもいのの話にとっさにあわせた。



「へ〜何で教えてくんなかったんだよ。」
「びっくりさせようと思ってね〜。」
「そうゆうことだったのか・・・なら出来たら教えてくれよ。俺眠くなってきちゃってさ〜。」
男はあくびをしてPCの部屋から去っていった。


「危ないところだったわね・・」
「ああ・・」
「さて、消していくわよ・・」





暫くPC作業がつづいた。



「さておわり、ナルトPC壊していいわよ。」
よっしゃあ!」


勢い良くなるとはクナイなどを投げつけ影分身をしてPCを粉々に壊してしまった。



「さてと・・・メインに行くわよ〜ナルト!!」
「おう!!」



勢い良く扉を開けて部屋を移る。
案の定、皆起き始めた。
いのは術を解いて元の体に戻り戦闘準備に入る。

「顔がばれるのもいやだし、いくわよ!!」
「お〜!!」


「ん・・・何だ・・お前達・・・???」




いのとナルトは怒りを思いっきり5人の連中にぶつけていった。


まだ足りない
サクラが受けた痛みはこれほどなんかじゃないんだと思いながら・・・


アジトがほうかいするまで、いのとナルトは攻撃を続けていった。














「まあ、これくらいでしょ?」
あたりは無残な姿になっていた。
5人ももう、すさまじい姿になっている。


「よしよし、サクラにも見せしめるために記念写真よ。」
いのはカメラまで持ってきていた。


パシャパシャと5、6枚とってニヤ付いた。





「さてと、帰りますか・・」
「うん。」




「早くこれを現像してサクラに見せないとね〜!!」
「おう!!」






















サクラの家に着いたのは結構な時間になっていた。
サクラは二人を部屋に招きいれ、お茶を出してくれた。

二人は興奮しながら、事を話し始める。


サクラも初めは戸惑ったが、二人は自分のためにしてくれたことであったので嬉しかった。






「ありがとう・・・いの・・・ナルト。この写真見て少しすっきりしたわ。」


「サクラ・・・」
「サクラちゃん・・」




「私、明日から任務出るわ。もう、二人に迷惑かけたくないしね。」




サクラに笑顔が戻った。



いのとナルトは心から喜んだ。













BACK     NEXT