ノスタルジア   1



サスケとサクラが暗部の所属になっていくらか時が過ぎた。
初めは、二人とも違う班だったが、ひょんなことからサスケが分隊長に昇格し、メンバーの総入れ替えとなった。





そのときサスケの部隊に入ってのはサクラと、新人の一組の男女






漆 クロメという少年と月灯 夜という少女だった。





漆クロメはサスケの中忍・上忍時代の後輩でもあった。
二人は幼馴染で中も良く、性格が少々男女反対になっているおかしな二人組みだった。

クロメは短い黒い髪に茶色の目をしていた。
つんつん頭が元気そうに見えたが、少し大人しい男にしては珍しいタイプの少年で、優しい感じのある雰囲気だった。

夜は茶髪で紫の目をしていた。
髪は肩ぐらいを後ろで束ね、邪魔にならないようにしている。
とっても元気な少女で、少女時代のいのとサクラを思い出させるような活発な少女だった。



この四人で組んでお互いわかったことがある。
クロメと夜は恋人同士だったこと



無論サスケとサクラは里中で一番有名なカップルだったので
クロメと夜はそんな事知っていた。


二人は、普段のサスケと、サクラと居るサスケの違いに驚き時々夜がサスケをからかっているのは
日常茶飯事だったりする。





「おい、クロメ!!月灯を何とかしろ!!」
「ははは・・・俺でもだめっすよ。夜は気まぐれだから・・・」

「く・・・・」


「いいじゃないサスケ君。いつものことなんだから。」
「よくない!!」
「そうですよ。サクラ先輩の言うとおりですよ。うちは先輩!」


「てめえ!!」





いつもこのような会話が後を絶たない。
いつも笑いあっていた。


サスケ・サクラでの共通の後輩も出来、嬉しかった。
任務ともなれば四人が四人がらっと変ってしまうが・・・・






サスケとサクラは弟と妹が出来たみたいで楽しかった。









しかし、そんな楽しい日々はそんなに長くは続かなかった。





何故なのだろう?




何かが違うのだ。



こんなはずじゃなかったのに・・・







いつもとかわらぬサスケとサクラ



少しづつ変ってきたクロメと夜



パートナーが入れ替わっているみたいな感覚に陥る。
そんな事思っているのはサクラぐらいなのだろうか?


他の3人はそのような様子は見受けられない。





サクラは不安で堪らなかった。



じゃれあうサスケと夜を見てると堪らなくなる。



べつにあれはべつに・・・・・・









不安は募っていく










しかし、これはほんの序章に過ぎなかった。









これから繰り広げられるのは、やむことのない不安と


嫉妬の嵐と




悲しみが渦巻く世界へ・・・・・・






四人は彷徨うことになるなんて






全く、知る由もない









サクラはそんな予感めいたことはしていたが、ただ予感しただけで



とめることは出来ない。






もう、その世界に四人は飛び込んでいるのだから・・・











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