繰り返される過ち  前編




何が悪いんだ?
奪われたものを取り返しに行くのは当然だろ?












「ようし、今日はこれで任務終りね。」
いつものDランク任務を終わらせた七班はカカシとともに修行場にいた。

「サクラちゃん一緒に帰ろうってばよ!」
「いや!!そんなことよりサスケ君一緒に帰ろう?」
「断る。」

三つ巴これは毎度よく飽きないなとカカシは思った。
いつもならここでサスケはさっさと帰ってしまうが、いつもと違った。
それは、近くでただならぬ気配を感じたからだ。
「何だってばよ?このでっけえチャクラは?」
「向こうのほうからだな。」
「よし!!」

ナルトとサスケは気配のするほうへと走っていった。
「おい!あせるな!!敵だったら・・・」
「あっ待って!!」
続いてカカシ・サクラも行った。


「たしか・・ここら辺で・・・」
「おい!ナルトどうだ?」
「おかしいってばよ!」
「おい!お前達大丈夫か?」
すぐカカシとサクラは追いついた。

「「「「!!!」」」」


上から何か不気味は光が見えた。
そこから気配を感じる。
「・・・・・・・」
警戒をしてしばし待つ。

光が漏れ出した。
遠くから人影が見える。
4人は構えた。











「そんなに警戒すんなよ?危害を加えにきたわけじゃねえんだから・・・」










それは聞き覚えのある声だった。
光が収まりはっきりと人物が見えた。
その人物を見て4人は目を疑った。

「何?俺の顔に何かついてる?」


「「「サスケ?(君)」」」
「・・・・・」

その人物はサスケにあまりにも似すぎていた。

年齢・背丈はぜんぜん違うがサスケそのものだった。

「驚くのも無理ないかもな・・・俺は20歳の"うちはサスケ”だから」
「「「「えー!!!」」」」
「キャーかっこいい!!」
サクラはいきなり飛びついた。
「おい!サクラ少しは警戒しろ!!」
「大丈夫だって言ってんだろ。カカシ。」
“サスケ”は一人で余裕を出していた。

「じゃあ、質問するが何でここにいるんだ。」
「綱手の実験台にされたんだ。」
「綱手?って」
「5代目火影だ。あまり未来のことは語るなといわれてるからこれ以上はいえないが・・・」
“サスケ”の冷静な瞳にカカシは少し警戒を解いた。
「で?いつまでこの時代にいるつもりなの?」
「・・・あまり考えていないがしばらく居座るぜ。」


「ねえ!じゃあ私の家に着てよ!!」
抱きついたままのサクラが目を輝かせた。
「悪いなサクラ。もう決めてるから大丈夫だ。」
サクラの頭を優しくなでて微笑んだ。
少し、歪んでいた笑顔だったのをサスケは見逃さなかった。
「・・・・・・」


その“サスケ”の表情にサクラの顔は茹蛸になってしまった。
「「「・・・・・」」」
カカシとナルトははありえないというようにサスケと“サスケ”の顔を見比べた。
「じろじろみんじゃねえ!!」
サスケはなにか不愉快そうな感じで“サスケ”をにらんだ。
「そうにらまないでくれよ。この時代でも自分の家に行くんだから。しばらくよろしくなちびサスケ!」
「な・・・・・」
「「・・・・ぷぷ・・・・」」
“サスケ”の発言にカカシとナルトは笑いをこらえていたがとうとうこらえきれずに笑い出した。




サクラは相変わらず顔を真っ赤にして“サスケ”を見つめているし・・・


サスケはなんとなく嫌な感じがした。
相手は未来の自分なのに・・未来の自分の偽善者みたいな笑顔が気に入らなかった。
自分だけにわかる

なにか企んでる。

まだ確信はもてないが



「あ〜でも、“サスケ”とりあえずまず火影様の所に行かなきゃな・・」
「ああ、行く。綱手から3代目への伝言もあるからな・・」
「じゃあ、お前達けんかしないで帰れよ。」
カカシと“サスケ”は瞬時に消えていった。

「「「・・・・・」」」
3人はあまりの唐突か出来事でしばらく動けなかった。


























「そうか・・・おぬしが・・」
「綱手からの伝言もあるできれば2人きりで話がしたいんだが・・・」

カカシから3代目を紹介されたが知ってるだけあってなんか不思議な感じがした。


「よかろう、すまぬが皆席をはずしてくれ」























「・・・・・大蛇丸か・・」
「はい・・・・そして俺はしばらく数年、抜忍になります。大蛇丸の元へ・・・」
「そうか・・・」
「数年たって木の葉に戻り木の葉の上忍となる・・・・それと・・」
「?」
「綱手からの伝言だ。”貴方はやはり素晴らしい火影だと・・・”」
「そうか・・・」


































サスケはその後すぐ家に帰っていった。
着いてすぐベッドに倒れこむ。
自分の未来の自分がきた。
一緒に住む?
夢だと思いたい・・・



「そんなんで寝てると風邪引くぜ?ちびサス?」

ガバっと起きた。

「もう帰ってきたのか。」
「ああ、、」
「言っておくが飯の用意はしていないぞ。」
「そうだろうと思って弁当かってきたぞ。」




テーブルの上に二人異様な光景だ。

「あんたいつまでいるんだよ?」
「ん?目的を果たしたらな。」
「それは・・」
「お前には関係のないことだから心配しなくていい。」
「それにちびって呼ぶな!!」
「ほんとのことだろ?こうやって見ると俺って本当に馬鹿だったよな・・・」
「何が言いたい?」
「こっちの話だから気にスンナ。」



“サスケ”は弁当をほおばる。



「・・・・」
それでも“サスケ”の放つザラっとした雰囲気がサスケをいやに悪い予感へといざなう。
サクラに見せた少し歪みの入った笑顔が少し気になった。
普段、自分が笑わないから抵抗感を感じているのかもしれないが・・・・


この、20歳のうちはサスケと名乗る男はサスケには不安がつながった。



少し、様子を見るべきかもしれない。









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