狂わされた歯車   2


あれから概に5時間も経っていた。
サスケは一向に現れない。
もうあたりは静かになっていた。


屋台は店じまいをしていて、サクラぐらいの年の娘はもういなく大人ばかりがいる。



時間は夜の10時
とっくに帰らなきゃいけない時間だった。
もしかしたら来るかもしれない・・・・・
もう少し待ってみよう



それの繰り返しでこんな時間まで来てしまった。



「やっぱり・・・・こなかったか・・・・。」

サクラは祭りの最後を一人で見届けた。



静かになった社にサクラは来ていた。
別に予想していた通り過ぎてなんの感情もない。
ぺたんと階段で立ったままで疲れていた足を休めていた。





其の時、社なんかで休まないですぐ帰れば良かったのだ。


あまりの虚しさに気づかなかったのだサクラに纏わり付く視線に・・・





奥の方で数人の男達がずっとサクラのことを見ていた。






「なあ、そろそろいくか?」
「いいんじゃない?」
「ここじゃ、叫んでも誰も来ないしな・・・」


いやな笑いが聞こえる



「いくか・・・」

男達はサクラに近づいた。



「ねえ、君一人?」

サクラはパッと後ろを向いた。
よく見るとサクラの周りに5人の男がいた。囲まれている。
「あの・・・なんですか?」

「さっきからずっと一人ジャン。彼氏にすっぽかされたの?」
「いえ・・・これから帰るところです。」
むっとしたサクラは立ち上がって間を通り抜けようとしたが、後ろから押さえつけられた。

「!」

「無駄だよ?初めっから目ぇつけてたんだから。」
「一人でずっと誰待ってたの?酷いねそいつ・・」
「俺達が慰めてあげるよ・・」


見るからに男達はごく普通の一般人だ。
本気戦えばサクラのほうが有利だ。


しかし、大人の男に本気で押さえつけられたらサクラの分が悪い。
気づいたら、目の前が夜空だった。
男達に見下ろされている。

怖い


ニヤニヤした笑顔で
視線が突き刺さる

両手両足を押さえつけられて身動きが取れない。

「可愛いね。怯えちゃって・・・怖いの?」
一人がサクラの髪の毛に触れた。
サクラはビックとさせてよけたが、顔も押さえつけられて唇と唇が重なった。


「ん・・・んん!!」

舌が入ってくる。
イヤだ!気持ち悪い!!
思いっきりかんでやった。


「いて!!何すんだよ?!」

「そんな事より早く脱がして犯っちまおうぜ。」

「!!」
其の言葉を合図に事は始まった。




「いやあ!!!」
「叫んでも無駄。誰も気やしないぜ。」
浴衣がビリビリに破かれた。
今日のために新調したのに無残な姿になる。


「んんん!!」
大人の男の力に敵うことなくいつの間にか一糸纏わぬ姿になっていた。


「綺麗な体してるね。」
一人の男がヤラシイ笑いを浮かべた。
其の視線でどうにかなりそうだ。
怖い


押さえつけられて恥ずかしいのに隠すことも出来ない。
「順番どうする?」
「適当でいいんじゃねえ?」
「それより早くやろうぜ」

まるでサクラを道具扱いのように体をなぞる。

「いや・・・・」

「へえー怖いの?もしかして初めて?」
「いいねえ!俺、処女犯すの好きなんだよね。」

「やだあ・・・」

あまりの恥ずかしさに涙が出る。
しかし、今そんなことをしても逆効果になるだけだ。
むしろ、男達を煽っている。

「というわけで頂きます。」

一人がサクラの首筋に顔を埋めた。
「ずりーぞ。俺も・・・」
一人が始めると次々に手が出てくる。
なすすべもない。



あまりの怖さにサクラはすすり泣くしかなった。



ふと気づくととある一人がサクラの荷物を探っていた。
そして下忍の証明書のカードを見つけてた。


「へえ・・この娘忍びみたいだぜ?くノ一ちゃん。」
「くノ一?すげーな・・おっかねえんじゃねえの?」

「子供だぜ?名前サクラちゃんって言うんだ。其の髪の毛可愛いもんね?サクラちゃん?」

「うう・・・」

他の男達に体を貪られてしゃくりあげる事しか出来ない。
未発達な乳房をなでられ
自分でも見たことのない下部をいじられ
首には見知らぬ男が吸い付いている。

「んん・・・・」

「くノ一ならさ・・仕込まれてんじゃねえの?」
「まだ子供だから無理だぜ。もう少し経ってからだろ。」


「やあ・・」


「イヤだって言ってる割にはしっかりここ、濡れてるよ。」
一人サクラの秘部を指入れていた男がくすくす笑いながら、指を増やして刺激した。


「あああ!!」


「可愛い声で鳴くじゃん。」


サクラは体勢を変えられてよつんぼにされた。
「?!」

「じゃ、これ咥えて」
「んぐ!!」

いきなり男のものが口の中に入ってきた。
気持ち悪く抵抗して思いっきりかんでしまった。


「いって!!こいつ舐めた真似しやがって!!こいつ薬嗅がせてやれよ。」
「そんなことしたらつまんねえよ。犯されるって事実感させてやんなきゃ・・」




リーダー格らしき男がサクラの髪を強く掴んだ。

「い!!」


「これなーんだ?」


其の男が手に持ってるものは・・・ビデオカメラ・・・


「!!!!!」


「おとなしくしてないと・・里じゅうにばら撒くよ?」




そんなことを言われては大人しくする他ない。



サクラは静かになった。
「早々、それでいいの。おとなしくしてれば気持ちよくしてあげるからね。サクラちゃん・・」




真夜中の社に悲鳴のような喘ぎが聞こえる


狂宴はまだ始まったばかり・・・・・






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